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カテゴリ:読書日記
最近読んだ本。
長田弘「本という不思議」。 本をめぐる詩人のエッセイ集。本好き、絵本好き、ファンタジー好き、活字好きにはたまらない一冊です。 「アパラチア・ストーリー」、山の中でひとり暮らし、一生を終えたアリーおばさんの物語を紹介した章が印象的。 図書館の本なので、後で読み返したいところに付せんを貼り付けて書き写していたら、あんまりたくさんあるので手が間に合わない。 ついには、「わあ、この一章ぜんぶ書き写したい」と思うしまつ。 こりゃあとても返却期限までに写しきれん…と観念して買うと決めたのはいいけれど、みすず書房の本だからちょっと値が張る。 古い本だからもしや…と密林さんを探索したら、案の定。初版本(!)が安く売っているのを見つけ、さっそく注文。 本とともに、言葉とともにある限り、手放せない本になりそうです。 工藤直子「あ・い・た・く・て」。 佐野洋子さんの挿絵も素敵な、小さな詩集。 「こころのなかに見える景色」という詩が気に入り、お風呂で一節を口ずさんでみる。 くまが仕事で何日か留守で、外は大雪が降っていたりすると、一日中誰とも口をきかないことがときどきある。 そういう日は、詩をひとつ、口ずさんでみようと思うのです。 言葉を音にして口の中で転がすのは、相手がいるかどうかにかかわらず、きっと大切な気がして。 そして本当に買いました、フラダンスの本。 題名もずばり「あなたもフラガール」。 初心者向けの本もいろいろあって迷ったけれど、映画「フラガール」に出てくる曲の振り付けDVDが付いている本にした。最初の憧れを大切に。 そして、手持ちの中でいちばんパウスカートに近いかたちのスカートを選び、鏡を置いてちょっとステップを踏んでみた。 外は吹雪だけど、心は南国。 鏡に映るたどたどしい足つきは、フラダンスというよりガチョウおばさんの求愛ダンスみたいだけど、それでも嬉しい。 フラダンスをしている人って、笑顔がふわふわ光っていて、女性らしさや生命力を全身から波のように送り出していて、目が離せなくなる。 わたしもあんなふうにかわいく美しく踊りたい! もし、DVDを見て上手に踊れるようになったら、くまを観客に発表会を催す予定。 春までに「To You SweetHeart, Aloha」をマスターしたいな。 …いつか、ハワイの人たちがハワイの太陽の下で踊るフラも見てみたいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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