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2008.08.10
テーマ：ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ：こころもよう
８月８日、１回めの結婚記念日をむかえた。
夫婦は一隻の船の乗組員に似ているなあ、というのが最近の実感。 寝てもさめても、泣いても笑ってもけんかしても、晴れも嵐も、ともかく大海にふたりなのだ。 この１年はひたすらに楽しくて、毎日、夏休みみたいに夢中で過ごした。 夢中のまま１年が過ぎたことを幸せに思う。 ちょうど１年め、試練となるような出来事もあった。 喜びはこの先もたしかに残り、痛みや悲しみは手のひらにのせた砂のように、一粒ずつ風に流されて、やがてかすかな気配を残すだけになるだろう。 それでいいんだ、とようやく思えるようになった。 どうしようもないことは、どうしようもない。 どうしようもなさをそっと胸にしまって、前にすすむだけだ。 たくさん泣いたひとのほうが悲しいなんて、 痛みを長く抱きしめたひとのほうが情がふかいなんて、そんなことはないのだ、きっと。 体がよくなって、お酒がのめるようになるまでお祝いは先延ばし。 夕方の冷たいビール、早く飲めるようになりたいなあ。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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