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カテゴリ:旅日記
くまが春から取り組んでいた仕事が一段落して、ちょっと気の早い夏休みモードのわが家。 連休は、ひさしぶりにくまの実家へ帰省してきました。 陽あたりのいい居間で読書などしていると、お父さんとくまがいる田んぼの方から、草刈り機のぶーんという音が聞こえてくる。 涼しい風にさそわれて外へ出ると、麦わらぼうしをかぶったお母さんが畑の草むしりをしている。 息を吸い込めば、刈りたての草の青い匂い。 たっぷり汗をかいた男性陣に便乗して、わたしも昼間からビールをのみ、みんなと一緒に昼寝。 ああ、夏休みだなあ。 * 念願の光原社には、くまと、くま母さんと三人で出かける。 光原社は、宮澤賢治生前唯一の童話集「注文の多い料理店」を発刊した会社。 盛岡駅の近く、材木町の一角にいくつかの店舗があって、南部鉄器や柳宗理デザインの食器が販売されているほか、芹沢けい介の染色作品、棟方志功の版画なども見ることができます。 お目当てのくるみクッキー(ものすごくおいしい!)や、鳥取の因州和紙でできた便箋と封筒などを買い、喫茶店「可否館」でお茶をのむ。 窓の外、しっとりと降る雨を見ながら、ていねいに淹れてもらったコーヒーをいただく。時間が止まったような、すてきな空間。 大きなアイスクリームに、濃いめに淹れたコーヒーを回しかけたデザートがとてもおいしかった。 * ゆっくり三泊して、ひさしぶりに帰ってきたわが家はなんだか新鮮。 台所に立つのも楽しくて、いつもより時間をかけてパン生地をこねたり、産直で買った摘みたてブルーベリーをジャムにしたりする。 家事をはなれてふだんと違う時間を過ごすことは、当たり前の日常を光らせる。 残りの夏休みも、めいっぱい楽しもう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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