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カテゴリ:読書日記
縁とタイミングと少しの運が重なって、春から図書館で働くことになりました。 「おお、流れが来た」と思って舟を浮かべたら、波に乗ってあっという間に旅がはじまった。 働くことを決めたら、泉が湧くみたいに自分の中からエネルギーが出てきて、ちょっとびっくりしています。 さっそく研修がはじまるので、まずはストレッチ。しばらく使っていないお勤め用の筋肉をのばし、ほぐし、目を覚まさせるのです。 よしもとばなな「Q人生って?」を読む。 ばななさん公式サイトの、読者質問コーナーに寄せられた質問の中から、31のお悩みをピックアップして、ばななさんがひとつひとつ真摯に答えたもの。 ちょうど働くことを考えはじめた時期に手にしたので、心に効く文章が多すぎて、あっという間に付箋だらけに。 本棚には入れず、お守りみたいにいつも傍らに置いて、一日一回はどこかのページを読み返しています。 ばななさんの文章は、すらっと読めて自然に心に入ってくるけれど、中身はずっしり濃厚で、読めば読むほど奥が深い。 印象に残った部分を書き出そうとすると、もう全部になってしまうのだが、その中でも、 「女性が社会で働くというのは、いろいろな意味でものすごくたいへんなことに思われます。なにを心がけたら、心身ともに健康でいられるのでしょうか?」 「死への不安にとらわれてしまうとき、どうしたら前向きな気持ちになれますか?」 というふたつの質問に対する答えが、ちょっと人生観が変わるくらい衝撃的だった。 自己実現のために働くという考えかたを切り替えること。 完璧主義はゴミ箱にぽいして、てきとうに、自分を愛して生きること。 いいときも悪いときも、上澄みでない、底の底に沈んだ自分に軸を置いて生きること。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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