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カテゴリ:読書日記
本日のおさぼり晩ごはん。 高山なおみさんレシピの焼きトマトごはん。 ときどき、無性に食べたくなるのです。 * 音楽家のエッセイを読むのが好き。 華やかなステージで、非日常の夢を見せてくれる「選ばれし天才」の日常を垣間見たいというミーハーな気持ちがひとつ。 芸術家の感性のフィルターを通すと、世界はこんなふうに見えるのかという純粋な驚きもある。 青柳いづみこ『我が偏愛のピアニスト』 青柳いづみこさんは、ピアニストで文筆家。 敷居が高いと思われがちなクラシック音楽の世界を、専門知識のない読者にもわかりやすく解きほぐして伝えてくれる。 本書は、青柳さんが個人的に惚れ込んだピアニストに取材して、その魅力にせまるインタビュー集。 ピアニスト同士だからこそ聞ける繊細な表現のお話が、とてもおもしろい。 ピアノが弾けない私でも、コンサートでステージに立つってこんな感じかな…と想像しながら十分楽しめるわかりやすい文章。 音楽とピアノ、何より個性豊かなピアニストたちに対する著者の熱い思いが、乗り移ってくるよう。 読みすすめるうち、ページから音楽が聴こえるような感覚におそわれる。 文中で紹介されている名曲たちを、本書のエピソードと共にあらためて聞いてみたくなる、ピアノ音楽入門としても最適な一冊。 * 音楽家の名エッセイと言えば、左手のピアニスト、舘野泉さんの『ひまわりの海』。 過去記事(2008.11.19) 彼の音楽と同じように、透明で、しずかな気持ちになる美しい文章。 読書日記 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.22 00:34:42
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