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カテゴリ:音楽日記
ちびをくまに託し、ひさしぶりのコンサート。
武満徹ソングブック・コンサート@東京文化会館小ホール。 この日を楽しみに一週間がんばってきたのです! 文化会館、小ホールは初めてだったけれど、広すぎずこじんまりした雰囲気で、シンプルな照明も親密な感じを引き立ててすごくよかった。 武満徹と言うと、前衛的な現代音楽のイメージが強いけれど、本当にきれいなメロディをたくさん描いた人だったのだとあらためて。 冒頭、アンサリーさんの「めぐり逢い」に泣く。 この人の声は、いつも身体のいちばん深いところにまっすぐ入ってくる。 おおたか静流さん、ちびくまと一緒にいつも「にほんごであそぼ」で見てるけど、生で聴くの初めて。 すごい迫力!伸びやかな声にうっとり。 「島へ」でおおはた雄一さんがギターを持っていなかったからハラハラ?したけど、二回目の登場でショーロクラブ笹子重治さんとのミニセッションが聴けて、幸せ。 後半、松田美緒「ワルツ〜他人の顔」 →おおたか静流「三月のうた」 →アンサリー「死んだ男の残したものは」の流れが圧巻だった。 松田美緒さん、初めて聴いたけど、一編の映画を観たようなドラマティックな歌いぶりに、すっかりファンになってしまったわ! そして谷川俊太郎さん。お茶目でかわいらしい方だった。 静かな語り口の端々に、生前親交があり、作詞も手がけている武満徹の音楽への愛が伝わってくる。 音楽と言葉が溶け合って、分かつことのできないひとつの世界をつくる。 いつまでも聴いていたかったけれど、楽しい時間はあっという間。 いい夜だったなー。 夜が明けた今も、身体の中に響きが残っていて、いつもより時間の密度が濃い感じ。 こうして、素敵な音楽を生で聴ける機会が多いのは、都会に暮らしていいことのひとつ。 ショーロクラブ with ヴォーカリスタス/武満徹ソングブック 読書日記 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.09 23:56:53
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