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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2014.06.25
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カテゴリ:読書日記
ふだん、ミステリは滅多に読まない、観ないのだけれど
(ポリシーがあるわけじゃなく、ただ単に血がこわいだけ)、
きっかけがあって、国内外のハードボイルド小説をいくつか読む。


日本の小説でしびれたのは、大沢在昌『新宿鮫



映像的で、ドライブ感抜群、カタルシスもあって、爽やかな読後感。



そしてレイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』。




中毒性のある独特の文章を読み進めながら、
何度も頭を撃ち抜かれるような衝撃を覚える。

なんだ、このかっこいい小説は!
フィリップ・マーロウの魅力は言わずもがなだけれど、
テリー・レノックスの描写が抜群。
あとがきで村上春樹が書いている通り、
ギャッツビーを想起させる哀しさと儚さ。

仮にも「本読み」を自称しながら、
こんなに面白い小説を30年も見逃してきたなんて、
自分のばかばかばか!!

そして、遅ればせながらようやく気づく。

優れたミステリ作家は、暴力や殺人を描きたくて小説を書くのでなく、
「ミステリ」というジャンル(制約)の中で、
自分が小説家としてやりたいことを実現するんだ。
たとえばチャンドラーの文体実験のように。

そこで「制約を生かす」という前回のエントリーに思考がつながる。
これは、どうやら当面のテーマになりそうな予感。






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Last updated  2014.06.25 06:44:40
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