|
テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:今日読んだ本
中央公論新社 (2007/12)
ISBN:978-4125010120 『超弩級空母大和シリーズ』以来最長となる、三木原慧一のクリムゾンバーニング・シリーズ最新刊。 前巻が出たときに、続きが出て欲しいと書きましたが無事に出版されたようです。それだけでなく巻末の予告によれば来月に3が出てシリーズ完結となるようです。 まずは目出度い。 山ほどある架空戦記物ですが、その書き手の中でも古株の一人に佐藤大輔という困った人がいて、非常に面白い話を書くのですが、物語が佳境に入ると何故かそのシリーズを放置して別のシリーズを始めたりする悪い癖があります。 そんな困った人にシリーズ新作をお預けされている読者から、敬愛をこめて御大と呼ばれている佐藤大輔のシリーズの中でも元祖架空戦記物元祖のようなシリーズがレッドサン・ブラッククロスです。 レッドサン(大日本帝国)とブラッククロス(ドイツ第三帝国)が世界の覇権をかけて (このエントリー書きかけ) 佐藤御大の話を出したら、当日に完結出来ませんでした、あな恐ろしや遅筆の呪い! えー、佐藤御大のレッドサン ブラッククロスでもアメリカ大陸が戦場となりますが、パナマに侵攻し、本土で激戦が続いてる段階で放置されてます。 そんな煉獄に置かれた読者を、このクリムゾンバーニング・シリーズは些かなりとも救済してしてくれるのではないかと思います。 アクの強いキャラにシェイクスピアの引用、超兵器の激突。三木原さんの方が派手ですし、アメリカ大陸でこれだけやってくれればお腹いっぱいだから、怠け者の御大はもう寝てていいよ!って気にならんでもないです。 あと三木原作品の特徴としてアニメ・ネタがあります。それもオールド・タイマーに理解可能な範囲から出してくれるのがありがたい。種ネタ使われても分からんからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.28 10:00:57
[今日読んだ本] カテゴリの最新記事
|