044462 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

読書日記blog

読書日記blog

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

w.yu

w.yu

Calendar

Recent Posts

Category

Archives

2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Rakuten Card

2007.06.16
XML
カテゴリ:エッセイ
佐藤愛子
『今は昔のこんなこと』
文春新書



いまではもう失われた明治、大正、昭和初期の日本の風俗を、ユーモラスに紹介するエッセイ。年長者には懐かしく、若者にはかえって新鮮な、今は昔のこんなことやあんなことが盛りだくさん。

変わり果てた現代を憂い、古きよき昔日の風景を懐かしむ。「昔はよかった」との声がなかった時代はないが、若者が年長者のその意見に賛成することはまれである。しかし、本書のユーモラスな語り口と今も昔も変わらない人生の哀歓に、読んだ私は、若者であるにもかかわらず、筆者の意見に頷きつつ過ぎ去った昔の風俗に憧れや羨ましさを抱いてしまった。
そろそろ懐古趣味や復古調が流行る気配があるので、本書で紹介されたものの中で復活するものはないだろうか目次を見返したが、リバイバルの可能性がありそうなのは褌、カンカン帽、煙管くらいだろう。習慣は一度廃れるとそれっきりになってしまっても、物は何らかの形で再度流行する望みがあると思う。一時はパナマ帽も絶滅したようだが、再度流行する気配がある。その勢いでカンカン帽も復活して欲しいところだ。本書では紹介されているのではないが、私は開襟シャツの襟を背広の襟の上に出して被せるスタイルに憧れている。是非このスタイルも、クールビズの名目で是非復活してもらいたいものだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.06.17 09:54:04
[エッセイ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X