うちに非常に古いロードレーサーっぽい自転車がある。ニョーボが独身時代愛用していたもの。結婚を機に持ってきたものの、乗る機会が無いまま倉庫に入っていた。長男が乗ってみたいと言いだし、重い腰を上げカチたタイヤを交換することにした。何十年ものなので、チューブとリムテープも当然交換しなくてはならない。簡単な前輪を外し、様子を見るためタイヤを外してみた。タイヤはバリバリ、チューブは空気は漏れないがパンク修理跡があるし、寿命だろう。リムテープも外す時簡単にちぎれた。ふと持ち上げてホイールを回してみると、スムーズでない。ベアリングのグリス切れ?って感じだ。
ここまで見て、タイヤなどを買いに行った。専門店っぽい店を見つけたので行ってみた。ロードレーサーなどの品ぞろえがすごい。よくわからないが、良いお値段がついている。うちのも直したら早く走るのだろう?と想像する。店に入り用品コーナーを見ていたら、すぐ優しそうな店員さんが声をかけてくれて、おかげでスムーズに必要な品をそろえることができた。グリスとともにベアリングの球もついでに買った。チューブについては空気の入れる口が、英式、仏式、米式とあるのは知っていた。うちの前輪についている形状を覚えていったのだが、英式。家に帰ってから気づいた。うちの付いていたのは、仏式に英式アダプターを付けたものだった。英式は太いのでホイールの装着できない。大失敗。買い替えが必要だ。
ということで、昨夜は前輪のベアリングを外し、そういたんだ様子はなかったが折角なので球を交換、グリスも古いものを掃除して、新しいのを充填。ただ、まわり方に抵抗があったのは、実はナットの締めすぎだということに気づいた。そうならないところでナットを締める。ホイールには新しいリムテープを巻く。チューブが使えないので昨日はここまで。
自分で修理すると、スキルが増える。タイヤとかチューブ交換は、子供用自転車からママチャリ、スーパーカブまではやった。面白いのだが、のめりこみすぎると乗って楽しむ時間より、修理に費やす時間やお金がかかりすぎ出す。修理することが楽しくて仕方なく、次々素材を探し、修理していく。ひとつ直すとそれを乗って楽しむのではなく、倉庫にしまいこみ次に取り掛かる。それを繰り返し、何年か後だいぶ前に直した素材が傷んでいることに気づき、又それを直す。永遠に繰り返されるようだ。そんな人を知っている。直した地点で売って行けば、違う展開になりそうだが、直したものは手放したくないようで、多分いずれ古いバイク博物館を、同様の趣味を持つ近くに人たちと作るのではないか?と思われる(笑)。