長男のスーツケース。大学の近所で1000円で買ったそうだ。外国に行けるくらい大きいが、材質が薄く、軽いが、作りも安い。この車輪の一つが壊れていた。車輪さえ直せば、他はまだ使うことができる。
昨日ふと思い立ち、まずはスーツケースのメーカー名が、どこかに書かれていないかと探したが、全くどこにも書かれていなかった。仕方ないので、壊れた車輪だけを汎用品で交換しようと、車輪のサイズや、車軸の太さ、長さなど測って、ホームセンターに。しかし、車輪だけではいいサイズがないことが分かり、仕方ないので台座ごとのほぼ同サイズの車輪を購入。それを取り付けるねじは、想像で買って帰った。
さて家に帰り、壊れていた車輪を取り外し。この純正車輪、なんとカバンにタッピングビスで取り付けられていた。驚きのやっつけ仕事!!。ある意味、この大きいスーツケースを1000円で売ることができるための仕事に感心した。
ということで、買ってきた台座ごとの車輪を留めていく。2本は買ってきたボルトナットが使えたが、浮いてしまう端っこの2本は長さが足りない。家に在庫の長めの細いボルトナットで留めてみるも、そもそもボディが柔らかく、いくらでも変形してしまっていく。いったん緩め、何かないかと探し、転がっていた木切れを適当なサイズにいい加減に切り、はめて締めた。これで、実用に耐える修理ができた。見た目が非常に悪くなったが、金属部分を転がっていたスプレーで黒く塗り、ちょっと目立たなくした。
車輪1個に、本体価格の3割強の修理費は高く思えるが、300円台で修理できたと考えると安い(笑)。無骨な感じも剣道マンにはふさわしいだろう、ということにしておこう。