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カテゴリ:バイク
ふと、バイク乗りの昔と今を考えてしまった。
主に自分の事。学生時代バイク全盛で、125から400のバイクを乗っていた。当時は金もなく、維持をするのが精いっぱい。服装は上はTシャツや冬は普通のジャンパー。下はジーンズ。体を守ると言えば、ヘルメット、グローブ、それに防水の長いブーツだけだった。峠小僧は皮のツナギが定番だったろうが、そんなお高い物には到底手も出せず、峠はたしなむ程度で、町乗りからロングツーリングまで。 バイトで貯めた金で、北海道にツーリングに行った。夏だったので上はTシャツ、あとはさっき書いたままの格好で、荷物は着替えようTシャツ2~3枚とカッパ、下着くらい。普通のバッグをゴミ袋に包んで後ろにゴムひもで縛り、友人から借りた小さなタンクバックに地図と有料道路用小銭を入れて、透明なところに今走っているところに地図のページを出して、下道を一生懸命北上。野宿用シュラフは激安品を買ってはいたが、1日走ると白いTシャツは排ガスで真っ黒になる。風呂にも入りたいし、結局安いビジネスホテルなど駅前で探しては宿泊。部屋の風呂場で洗濯をするという繰り返し。 このツーリングは無事帰ってきたが、別の時に峠でゆっくり走っていたのに、前を走っていた鮮魚輸送のトラックからコーナーでまかれた水に乗ってすっこけるということがあった。いきなりバイクが股の下から消えた感じで、膝から落ち、くるっと回転し尻から滑りすっと立ち上がった。バイクは火花を上げて山側に。幸い低速だったのでバイクは擦り傷程度。自分はジーンズの膝が破れ、擦り傷で出血。あとは滑った足元はブーツで守られ、手もグローブで無傷、頭も無傷。そのまま自走で峠を下り、何かの店先の水道で膝の傷だけ洗わせてもらい、帰ってきた。 この経験から、峠の冷凍車や鮮魚車からまかれる水には気を付けることと、ヘルメット、ブーツ、グローブは最低限必ず装備することは固く思った。 バイクをいったん降りる時期もあり、リターンしてからは、ブーツこそショートになったが脱げにくいバックル式で、上はジャケットになった。それは肘と背中にも少しガードの入ったもの。ズボンだけ相変わらずだ。脚は短く太く、購入が難しいのであきらめている。 今どきは、エアバッグ付きジャケットなどもあるようだ。バイクにもスライダーやガードが各種売られている。昔は鉄パイプの教習車や白バイのようなガードくらいしかなかった。大型バイク全盛で、立ちごけでもしようなら、1人で起こせないようなバイクも多い。動画なんか見ていたら、ハーレーをこかせて1人で起こせず、助けを待つ人も多い。そういう時は結構ショックもあるし、焦りもあるし、落ち着いたらできることもできなくなっている場合もあるようだ。 なんだか250くらいのバイクが最近はやっているように思える。そこそこ若そうな人たちが乗っているのをよく見る。車検もないけど高速も走ることができる。高速代が軽4と同じなのが理解できないが、経済的な移動手段だろう。 昔はどこに行くにもバイクしかないので、それで全て済ませていたが、今は予定をじっくり立てないとなかなか乗ることができない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月26日 09時31分07秒
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