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カテゴリ:バイク
SF848が車検を迎える頃、もう少し楽なバイクを考えるようになり、ディアベルに目を付けた。当時は丸目から台形の変形ヘッドライトに変わり、さらにツインスパークで低速トルクも上がり、更にストラーダも出ていた。そのストラーダは専用セッティングのエンジンと、サイドパニア、フロントスクリーンを備え、発電量も増えている旅に特化した仕様。ただそれは早々に売り切れ、普通のディアベルのオプション装備で、エンジンは別だが、同じ仕様にできると知った。ただ問題は、海外仕様から50馬力も落ちる日本仕様エンジンはどうなのか?ということ。実はSF848も同様で、海外仕様からはパワーダウンで、低回転時には排気管にあるバルブを閉めて国内の音量規制に対応する、発進時低トルク仕様。お蔭でUターン時に一度エンスト立ちごけしたのは内緒だ(笑)。
後に小さな電子部品1つでそのバルブを簡単に殺し、ごく低回転時のトルクが上がって楽になった。 ディアベルに戻って、買ってみてパワーが足りないならフルパワー化もあるかと乗りだしたが、普段使う回転域では気になるものではなく、高回転時を制御してのダウン、つまり普通に乗っている限りはそうそう使う域ではないことがわかり、結局フルパワー化することなく、ただ低回転時のフラップバルブだけは、SFと同じ電子部品で殺して、乗りやすくして乗っていた。それでも基本のエンジンがSSに積んでいるものなので、特性はやはり下が薄く上が厚く、回して乗るタイプのエンジン。低回転でドコドコとは使えない。1200も排気量のある2気筒エンジンとは思えないが、上では元気にバビューンと回る。がその先を制御されていて、上の上は伸びなくなるが、そこら辺の速度域は公道で使える範囲を超えるので、実質はこういうものだと思えば、十分ではある。 極太240タイヤとシートの低さからアメリカンチックな操縦性を予想されるが、実際はそこらのネイキッドとそん色ないバンク角を持ち、ハンドルが少し遠めであるので、自分ではほんの少し前傾姿勢になるが、ステップ位置もネイキッド的位置で、自分のスキルでは、コーナリングも相当楽しい造りだ。 車体重量もそこらの大型ネイキッドより軽いくらいで、燃費も楽しく走っても20前後はいく。 16リッタータンクが少し少ないと思うのは、長距離ツーリング時。だいたい250キロ前くらいで残量警告灯が点く。20リッターくらい入ればいいのだが、スポーツバイクならではの考えがあっての事かも?。 スポーツ、コーナリングを重視しているだろうドゥカティのバイク。ストラーダ仕様のスクリーンは相当優秀で、風圧は完全にライダーを守り、変な挙動も皆無で、横風厳しい橋の上でも他のバイクが怖くてスピードダウンする中でも、一人安心して快走できた。 スポーツバイクなので仕方ないが、高速巡行時でも、団体ツーリングでは人に合わせる関係で、6速ではノッキング、5速かな?、再加速時はさらに下げたり上げたりで、他の大型車より頻繁にシフトチェンジすることになる。クラッチを握る回数も当然増える。峠ではさらにやはりドゥカティエンジンではシフトチェンジは多くなる。自分の乗り方もあるのかな?。回して乗るが、落ち着く部分はなるべく使える上のギアで走りたい。3とか4速固定で走るのもありだろうが、癖は抜けない。もういい年だし、もう少し大人のバイクでもいいんじゃないか?と思うこともあった。 そんな時に排気量が1260になり、クラッチを握らなくてもシフトチェンジできる機能が付くし、オートクルーズも付いたディアベルが発表された。これはいいな!!と思ったが、ストラーダ仕様のオプションは、スクリーンが異常に低くなっている。これはどうしたことだ、あとから出るのか?と思っていたが、出ないまま車検の時を迎えることに。 さて、その1260エンジンは、イタリアと変わらないフルパワー仕様、気分はよくなった。シフトチェンジは走りだせば、左手不要で上下できる。オートクルーズは使えば楽々。ただスクリーンが低すぎて、役に立たない。なぜこんなことになったのか?。イタリア人の考えることがわからない。あの秀逸な高さのスクリーンを是非発売してもらいたい。 それと車体も少しセッティングが変わったようで、1200のやつはコーナーで腰をグイっと落として曲がるぞって感じていたが、1260はリーンウイズのまますっと寝る。派手なアクションをしなくてもひらひら曲がる。コロナ禍でろくにツーリングもできず、もったいないことだが、また走り回りたいものだ。 自粛すべきは自粛して、楽しい日々が訪れることを待とう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月17日 07時50分04秒
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