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カテゴリ:カブ110(JA59)
そもそもカブは、国民の近所の足、ビジネスのお手伝いとして出来たのでは?と思っている。オイルさえ入っていれば、大変頑丈なエンジンで、大変長持ち、エンジン掛けては止まる配達、郵便局、銀行マン、新聞配達などの厳しい仕事にも対応し、そういう使い方で真価を発揮するバイク。
うちのカブ50も車体は変われど爺さんの代からずっと1台うちにあり、たぶん爺さんの代のカブがこわれ、下の写真の当時1000キロほどの中古カブに乗り換え、そこからはたまのオイル交換、タイヤ、チューブ交換、程度で季節のハードな仕事に十分活躍していた。 50なので、本当に行動範囲はこの町くらいで、距離数は伸びないが、パッとエンジン掛けて、あちこち動き回るに重宝していた。 もう少し行動範囲の広い人用に、カブ70やカブ90が出来たのかと思う。しかし、当時はまだバイパスや専用道みたいな流れの早い道は無く、車自体の性能も穏やかだったので、カブ90も3速で事足りていたのだろう。 アジアの国でも発売され、頑丈で耐久性のあるカブは人気で、ただ、町から町への移動もあるので、あちらの方が先に排気量が上がっていったように思う。110というのはそういう国々が先で、逆輸入で日本に。 そうなってくると、距離も移動できる110から上は、国内でも人気が出てきて、スーパーカブは実用として、クロスカブ、或いはかつてあったハンターカブを再登場など、車体を趣味というか、オーストラリアなどではこれが実用となるオフロード対応のハンターカブも。 日本ではあえて林道を趣味で走りたい人、或いはかっこがいいとそちらも人気になっている。そうして、オフ寄りのタイヤが付いているからと、行かなくていい厳しい道に入っていって、即こけて、ショックを受けている様子を動画に出しているユーチューバーもいた。乗りこなして、楽しめる人はいいが、いきなり一人で行くと、そんな山道は助けもなかなか来ない、電波も届かない場合もあるので、用心されたし。 ということで、自分の買ったあくまで実用的なスーパーカブは、もともとの基本的精神を受け継ぎ、実用車として作られているとひしひしと感じる。これでツーリングに行こうなどとは思えない。長距離ではストレスがたまりそうな非力さだ。加速ではハイブリッド車につつかれ、巡行でもカブだからとあおられ、バイパスでは80~100キロの車には左をおとなしく、どうぞ抜いてくださいと走るほかない。 カブだからいいかとも思うが、昔人間なので、エンジンは慣らしをしたほうがいいと考えてしまう。500キロくらいでの初回のオイル交換までは、マックスまで回すのは控えて、おとなしく走ろう。しかし、いつその距離に到達できるのか?。しばらくは積極的に使ったほうがいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月24日 08時13分03秒
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