ドゥカティディアベルの略歴
Ⅴ7さんのブログを読み直していて、Ⅴ7についていつも面白おかしく、詳しく書いているので、こちらも負けじと書いてみたくなった。但し文才がないので、結局面白くないが、自分の参考記録と思うことにしよう。ディアベル自体は、ドゥカティが得意のスポーティーバイクをもとに、その走行性能をなるべく落とさずに流行りのクルーザーバイクを作ったということでいいと思う。2011年に初登場、スーパーバイクの1198のエンジンをディチューンして載せた。170psほど楽に出していたエンジンが、ディアベルに積み、国内の規制に合わせると、なんと112ps/6500rpm,12.5kgm/6250rpmという落差。海外仕様では162psくらいだったので、50psものダウン。最初丸目で登場したが2014年に顔つきが変わってエンジンも排気量は同じながらツインプラグとなった。ストラーダというスクリーン、サイドバッグ付きの、装備など少し変わったモデルも出たが、自分は2015年式の普通のディアベルにあとからストラーダのスクリーンとバッグを装着した。カタログ値からすると、走りがどうなのか心配になるが、実際は6500から上が海外仕様に負けるということで、公道上で1200ものエンジンを回して走る場面はそうない。低回転時のトルクの細さが気になったが、これは排気音を落とすためのバタフライバルブが元凶で、それをカットする小さな安いデバイスで、その点もほとんどクリアされ、十分楽しく乗ることができた。ライドバイワイヤー式のアクセルが結構距離を走っているとつらくなってくる。アクセルグリップにはめる掌で固定できる簡単な奴を装着し、楽にはなった。これが、2017年に同じ車体のまま、エンジンだけ152ps/9000rpm,12.5kgm/8000rpmになった。ユーロ規格に海外でマッチさせ、それが国内でも通用するので統一された感じ。なんだか悔しい気持ちが出て来た。自身のPCを使い、海外からマップを購入して、フルパワー化できる手段があることは知っていたが、自身のPCスキルもあまりなく、何かトラブルが出ても保証される保証もなく、二の足を踏んでいた。2019年フルモデルチェンジ。フレームも変わったが、エンジンが1262ccにアップ。パワーは159ps/9500rpm,13.1kgm/7500rpmとなった。さらに、標準でクルーズコントロールが付き、オプションでクイックシフトも付く。悔しいと思っていたパワーに、年を取ってきた自分に優しい装備。そして2020年を迎えるに至ったという次第。それでも友人のZZR1400の180~193psには及ばないが、日本の高速で300キロで走るわけもないし、普通に常識的速度まででの加速では、今までもそこそこいけていたので、問題ない。ツーリングをメインに考えればムルティストラーダのほうが良いに決まっているかもしれない。峠だけ考えればパニガーレ、ストリートファイターに勝るものはないだろう。町乗りならモンスターやハイパーモタードもいいかもしれない。気軽に乗るならスクランブラーという選択肢もある。しかし、ディアベルのスタイルがまず好きなのだ。足つきの良さも特筆できる。大柄なクルーザーに見えるが、乾燥重量は218キロ、装備でも244キロと大型の見た目にしてはかなり軽量だ。楽なポジションだが、コーナリングがこれまたバンク角が並みのネイキッド並みにあり、自分のレベルでは全然問題ない。クルーザーと言えば何が楽しくないかと言えば、バンク角の無さからくるコーナリング性能の低さがある。ところがディアベルは、軽量、バンク角もそこそこ深いうえに、セッティングもコーナリングを十分に考えられ、更にハイグリップタイヤ装着で、お世辞抜きでコーナーも楽しい。ゆったりポジションでハイパワースポーティーコーナリングマシン、これがディアベル(よく言いすぎか?(笑))。