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カテゴリ:食品
テンヨ ビミサン 1L 以前、ローリングストックということで 古くなった災害備蓄品を皆でいただく食事会に誘われたことがありました。 その日は手巻き寿司でした。古いお米を皆で消費する回でした。 少ない予算での食事会なのでネタがお安いものだというのはOKなんですが 用意されていたお醤油がなんと、 醤油ではなく、 テンヨの「ビミサン」でした。1.8Lぐらいの大ボトル。 これにはびっくり! ビミサンって、濃縮麺つゆですよね? ビミサン 原材料:しょうゆ(本醸造)(大豆:遺伝子組み換えでない)、糖類(砂糖、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖)、 たん白加水分解物、食塩、ふし(かつお、そうだがつお)、 アルコール、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(原材料の一部に小麦、大豆を含む) ほらー、糖類もかつお節も調味料も入ってる。 ちなみに、醤油と定義されるものはこういう原材料ですよ。 某人気濃口醬油 原材料:有機大豆(石川県産)、有機小麦(石川県産)、食塩(瀬戸内内海水塩) 砂糖なんて使ったら「醤油」として表示することはできないはずです。 麺つゆをお寿司に? 甘いのに? え??? びっくりしていたら 普通のお醤油(小サイズ)もあって 事なきを得ましたが カルチャーショックでした。 濃縮麺つゆをお寿司に使うなんてと。 これ、30代半ばぐらいのこと。 その数年前に実は、私の母親がいつものように 自分がハマっているマルチ風味の商売で新しくお醤油を扱うようになったからと 胡散臭い高価な醤油を押し付けてきました。 要らないと言っても押し付けてきたものに私はお金は払いませんけど。 醤油だと言われていたので醤油のつもりで使ったら 甘かった オエー 表示をを見ると、だし醤油 だったんです。 原材料を見てもやはり糖類も節も調味料も入っていました。 いえ、だし醤油はだし醤油で良いんです。 よく使います。美味しいです。 けど、甘くない普通の醤油が必要なときにだし醤油だったのがオエーとなった理由です。 後日、母に「あれはだし醤油だったんだね。醤油のつもりで使ったら甘いからびっくりした。」と言ったら 「違う、あれは醤油!」と言い張られました。 表示を見てみなよ、砂糖とかかつお節とかいろいろ入ってるでしょ?と言っても「あれは醤油」と譲らない母。譲らないというか、私のほうが頭オカシイみたいな態度でバカにしてきます。 こういうところ、ホント誰かさんとソックリ。 あ、脱線しましたが、 この時は醤油だと思って使って甘かったことと譲らない母にかなり腹が立っていて、甘いだし醤油がトラウマに。 その後の手巻き寿司にビミサンの時もまだ、そういう甘くてだしの入ったものを醤油代わりに使う人もいるんだ、程度の認識でした。 それから10年ほどたった頃でしょうか。 全国展開と思われる廉価回転寿司チェーン店が北海道に上陸したので お試しで行ってみると、 醤油が数種類置いてあるではないですか。 興味本位で全部味見しました。 九州と書かれた醤油が甘かった! この時にようやく、 あれ? 甘いお醤油って単なる個人の好みではなくてその地域特有なのか? と思いはじめました。 ということは、母がかつて押し付けてきたあのだし醤油も 九州地方の方にはごく普通に「醤油」として認識されているものであり ビミサンを手巻き寿司の醤油として提供していた方も 九州のご出身だったのか?(地元醤油が手に入らず代用品だった?) などと考えるようになりました。 ちなみに私の母は北海道生まれの北海道育ち。母方の祖母も祖父も九州出身ではないです。関西と北陸からの入植だったかな?関西と東北だったかな?忘れましたが遡れる範囲に九州にいたルーツはないです。 近年、九州産の醤油の原材料を確認したり 実際に取り寄せたりして甘いことを確認、 また、九州の方の証言をテレビ等で耳にすることもあり 「九州の醤油は甘い」 と確定・インプットされました。 本当に、お刺身にも甘いお醤油が九州ではスタンダードなんですね。 すごいカルチャーショックでした。 好きやけん 楽しかけん ここにおると 隣におるだけで 嬉しくなるとよ 悲しかときこそ 食べり の世界なんですね… ぶりが入ったお雑煮も甘いのかしら。。。 遠い異国だわ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.04 17:15:53
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