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2020.12.17
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カテゴリ:愚痴
愚痴です。閲覧注意。









昨日は実家での餅つきの話を書きましたが、当時餅つき機を持ってる家って周りにはもうありませんでした。「じいちゃんばあちゃんの家(農家)で臼と杵で餅つきする」という子はいたような気がするけど。。
お正月の御馳走や過ごし方にしても、話を聞くに、周りとはずいぶん違ってました。

帰省しても実家で寝る時間もほとんどなく休憩もほとんどなく親に命令されながらずっと働き続けるなんていう友だちは、一人もいませんでした。
ある程度は手伝うけど案外暇だというのです。

なんですと!?



周りの状況がなんとなく分かったあとは、こんなふうに思ってました。

価値観は人それぞれだと分かっていても、
親が自分たちでできるキャパ以上のことを計画し
別居の子どもを呼び戻してこき使って初めて成し遂げられるというのは
いかがなものかと常に疑問でした。
汚れをため込んでから別居の子どもにやらせないで普段から自分で掃除しろよとも思ってました。
この点がもっとも腹立たしい部分でした。
だってその時親には時間や体力がないわけではなかったし。なんなら私よりも体力があって精力的に遊んでたのでね。
そんなキャパ以上に手広くやろうとしないで
分相応の正月にすればいいのに。
手作りにこだわらず買ってきたものにして睡眠時間とろうよ。
イライラしない範囲でできる計画にしてくれと親に対してずっと思ってました。
気持ちよく手伝える範疇なら親の力になりたいと思えるのだけど
諸々を犠牲にして親のために尽くしているのにそりゃないぜな態度をとられ続けると
やっぱり嫌になりますよ。

掃除、料理、大量の洗い物、買い物、洗濯、父へお酌、祖母の入浴介助、その他諸々。
母からは父や祖父母をはじめいろんな人の愚痴を聞かされ、
興味のない遠い親戚の健康情報を聞かされ、
くだらない話が多くとても苦痛でした。
そんな詳細な個人情報をペラペラ漏らす母をいつも軽蔑してましたが
同居のストレスは計り知れないと知っていたので
愚痴を聞いたりイライラをぶつけられるのも娘の役割だと思って耐えていました。

子どもはいくつになっても親の力になるのは当然で、
犠牲になるのが当然なんだとかで
仕事その他で日々疲れているのでせっかくの休みは身体を休ませたいとか
自分の家のことをしたいとかそういう子ども側の事情は関係ないのだそうです。
とにかく親である自分に奉仕せよ、というスタンス。
こういう考えが基本の母なので、耐えてましたが実家での奉公はツラい時間でした。

こんななので高校卒業で実家を出ましたが一度もホームシックになったことはなく、親に会いたいから実家に帰りたいなどとは1ミリも思ったことはありませんでした。
あくまで義務的に、お義理で、奉公だと思って帰っていただけです。
あとは奉公から解放された年明けに友だちに会いたいから。



が、ある時あまりにもひどい母の言動にとうとう我慢の限界を超え、
もうこれ以上は協力できませんと大晦日に実家を出て自分のアパートに帰ったことがありました。
あれは何歳頃のことだったかな。

雪がしんしんと降る大晦日に最寄りのバス停でバスを待っていたけど
全然来なくて、
元々本数の少ない路線だったけど大晦日なので特別ダイヤになってて
結局何十分か待ったけど来ないので
同じくそのバス停でバスを待っていたまったく面識のない人(同世代かちょっと上の男性でした)に声をかけて
「バス、来ませんね」
「雪、すごくなってきましたね」
「駅までですか?」
「どうしましょう?」
「あと○○分待ってみて来なかったら一緒にタクシーで行きません?」
こんなふうに相談して、
結局バスが来なかったのでタクシーで割り勘でJRの駅まで一緒に乗っていきました。



帰りのJRの中で、なんでうちの親はあんななんだろうと情けなくて泣きました。
荷物をまとめて家を出る時に祖母が泣いていたのも涙を誘いました。あの顔を思い出すと。。。


そしたら同じ車両の近くの座席に高校時代の部活の顧問がご家族と一緒に乗っておられて、泣き顔を見られてしまいましたー😅アハハ





急遽自宅(アパート)に帰ることにしたからと彼氏(実家住まい)に連絡したら
彼のお母さまから
一人で年越しは可哀想、うちにいらっしゃいとお気遣いいただきました。

彼氏の実家で年越ししたかどうかまでは覚えていませんが
年明けにお高そうな中華料理店にご家族で行くのに私も誘っていただき
御馳走になったのがこの時だったんじゃないかなと思います。
お父さま、太っ腹~びっくりきらきら
食べたことない料理と見たことのない注文方法にびっくりでした。

ご縁がなく彼とは結婚には至らなかったけど
優しくて素敵なお母さまでした。
ご自分は着飾らないのに掃除好きで今で言うところのミニマリスト?
物を多く持たない主義で物を大事に使ってらっしゃるのがよくわかる
おうちはいつもキレイに片付いていて聡明な方でした。

自分が着飾ることには力を入れるのに掃除は苦手で物が多く片付かないし、
物を大事にしないし聡明とは言い難い丼勘定の実母とは真逆の、
とても素敵な方でした。

お元気でお幸せに暮らしておられることを祈ります。





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最終更新日  2020.12.17 11:55:50
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