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カテゴリ:日記
少し前にブログで紹介したあの本(猫の)、
♂君も読んだので感想を聞いてみると、 第一声が、 「面白さが分からなかった」 でした😅💦 続いて 「何が言いたいのか分からなかった」 「サトルっていう可哀想な人がいた、というお話?」 「忠犬ハチ公の猫版?」 という言葉が。😅💦💦 ダメな作品というわけではないし嫌いではないんだけど、「それで?」という感じらしい。 うーん・・・(^^;) レビューまだ書いてないんだけど、 ☆の数を含めてどうしようかな。。 レビューはもう一度ちゃんと読んでから書こうかな。 ♂君があんまりグッと来なかったのは 私の予想では きっと自己肯定感が高いからなんじゃないかと思う。 社会に出ると嫌な事ばっかりで 清く正しいことをすると心の捻じ曲がった人から人格を否定されるような場面に遭遇するけれど、 育ってきた環境で一番身近な家族(親)がまともな人たちで 自分の中の正義を否定されることなく 正しいことは正しいのだときちんと肯定されて育てられていると そういう場面でも心が折れないし 清く正しい行いを否定してくる悪い輩の言い分には ひょっとして一理あるんだろうかなんて1ミリも考えもせず 悪に染まることなく自分を保っていられるんだと思う。 また♂君は、ご両親から理不尽に支配され心を殺された経験もなく この人たちには何を話しても無駄だなんて思ったこともなく 安定したまともな親子関係を築いてきたので 親から不当な扱いを受けているキャラクターに共感できないんだと思う。 清く正しく心優しいあの主人公サトルの行動や思考は ♂君にとっては当たり前のごく普通なことであって 特段感動することでもなければ あんなふうに物語として綴る必要性もないって思うし サトルの周りの同級生たちにも共感できないから 「何が言いたいのか分からなかった」 という感想になるのかなと。。。 あくまで私の予想だけどね。 私があの物語を読んで号泣したのは、 親から軽く扱われてあまり愛されてないキャラクターが 親以外の愛情深い人たちにはしっかりと愛され大切にされているシーンですよ。 友情含めてね。 それから、清く正しく心優しいサトルのことを 主要キャラクターがみんなリスペクトしてるところが泣けるんですよね。 正しいことは正しいのだというメッセージを作者がしっかり発信しているところが私は嬉しくて泣けるのです。 なぜか? それは私が、身近な親きょうだいから散々、 正義についての定義が揺らぐほど否定されて生きてきたから。 だから清く正しく心優しいサトルが肯定されている物語を読むと 自分が肯定されているように思えて 清く正しくあることを親きょうだいには散々否定されてきたけど やっぱり自分は間違っていなかったんだと思えて心強く感じると同時に嬉しくて泣けてくるわけです。 また自分にもあのキャラクターたちと同様に、 自分を支持してくれる友達(♂君もその一人)や大人がいたなと思い出されて それでまた嬉しくて懐かしくて泣けてくる。 読みやすいし私にとっては良い作品だったんだけどね。。。 ♂君は別にグッとは来なかったそうです。 ちょっと残念。 この作品を紹介してくださった方はこのブログは読んでないと思うけど もし読んでいたらどんなふうに思うかな。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.06 21:37:29
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