お正月に録画した橋田壽賀子「源氏物語」(再放送)を観た。


約８時間におよぶ大作で
まだ、２時間ほどの、途中なのだが・・・


見ていると・・・
これは、「渡る世間は鬼ばかり」の初夢では(^_^;)？
と思うくらいの、ワタ鬼のメンバーがそろっていた(^_^;)


「源氏物語」に出てた登場人物は、
山岡久乃（岡倉節子役）、長山藍子（長女弥生）、
中田喜子（三女文子）、森光子(岡倉大吉の姉 ）

泉ピン子（次女五月）、赤木春恵(幸楽・五月の姑)、東てる美
石坂浩二（ナレーター）などなど・・・。


雅な宮廷ドラマが、
ワタ鬼・幸楽イメージの、
超・庶民的「源氏物語」ドラマになっていた。（爆♪）


中でも、
末摘花の泉ピン子と、ばあやの赤木春恵のくだりは
抱腹絶倒、悶絶しそうなくらい、面白かった～～～♪♪♪


やんごとなき姫君の末摘花（泉ピン子）、
後ろだてもなく、屋敷は朽ち果て、食べる物にも事欠くありさま。
（幸楽のラーメン持って行ってあげたい！：笑）


幸楽の鬼姑・・・おっとちがった、ばあやの赤木春恵が、
光源氏と、見た目難あり（どちらかと言うと醜女）の姫君との逢瀬を、
セッティングする。


姫は、気位が高く・・・
「男に媚を売ってまで、生きていこうとは思わないわ」

と言っていたが
やがて、ばあやに、


「もうそんな悠長なこと言ってる場合ではない。
　父君の残された屋敷を守るためにも、ここは何としてでも、
　源氏の君に取り入らなければ・・・」と


姫君を急かして、


ばあや「姫さまは、暗がりのなかで、琴を弾くふりをしているだけで
　　　　よろしゅうございます、すべてはわたくしが・・・」


と、ばあやが、
優雅な琴の音をかなでるの～～～(-_-;)・・・♪


その、優雅な琴音につられて、
光源氏がやってくる。
やんごとなき姫の奏でる、
うるわしい琴の音だと思いつつ・・・(笑)


あらかじめ、
ばあやから、話は通されていたので、
光源氏は、暗い部屋へはいる。

暗いのは、恥じらいのためと
少しも不審に思わずに・・・
（幸楽のワナだよ～～～！：笑）


部屋にはいったとたんに、ばあやは、外に出て、
明かり取りのトビラを、ウチワのように仰いで、部屋の中の
かすかなロウソクの炎さえ、扇ぎ消してしまう。


その、とびらを・・・
パタパタ、ウチワのように閉める様子も
可笑しかった～～～！


おりしも・・・、
空に出ていた月も、雲間にかくれて、
部屋も、外も、真っ暗になった。
その暗闇にほっとする・・・幸楽の赤木春恵のばあやであった。(^_^;)


ヤレヤレ、これで・・・、姫さまのお顔は全く見えない。
源氏の君に、ぶじ愛されるだろう・・・と。


その、光源氏役は、少年隊の東山だった♪


何年前の作品だろう・・・？
みんな光り輝くように、若かった♪


山岡久乃さん、ご存命中だから
それも、お若いから、１０年以上は前か？？？


もっと、可笑しかったのは、
末摘花と、源氏の君との、２度目の逢瀬だった。


１度目は・・・
ばあやに言われるとおり、
暗がりで、ひと言も、喋らなかった末摘花だったが


久しぶりに
源氏の君が訪れて・・・


この顔だし、もう２度目はないとあきらめていたので
うれしくて、たくさんおしゃべりをしてしまう。
おしゃべりは、泉ピン子、得意だもの？（笑）


そうこうしてるうちに
夜は明け、外は、いつの間にか雪が降り積もって
真っ白な雪景色になっていた。


末摘花は、歓声を上げて～～～
無邪気に、ろうかに走り出て、
雪を愛でる。



が・・・雪明りで・・・


バッチリ、お顔を、源氏の君に見られてしまう。
赤いお鼻をした、ユニークなお顔の、末摘花だった（●＾o＾●）


あわてて、顔を隠すが、
おそかった～～～！！！


すべてを悟って・・・
涙ながらに、別れを告げる
末摘花・・・(T_T)


その末摘花に
ヒガシの光源氏は、
やさしく、こうおっしゃった。


「こうやって、男女を超えて、時を忘れて一夜を明かしたのは
　ワタシも初めての事でした。これから後見させてもらいますよ」と。


感動して、うち震えて喜ぶ
泉ピン子・末摘花と、幸楽の赤木春恵・ばあやであった。
メデタシメデタシ、チャンチャン♪


男女を超えての、お付き合いを
光源氏が・・・？というのも
可笑しかった～！


それに、無邪気によろこぶ
末摘花の泉ピン子とばあやも
可笑しかった♪♪♪



お正月にふさわしい
「源氏物語」かもしれない(^o^)



長編「源氏物語」・・・
ゆっくり、続きを楽しみたいと思う♪





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