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父も、肺に転移した癌で、鼻から血を噴き出して死にました。しかし、共産党員で唯物論者だった父は、あの世で数年間、自分は死の淵から奇跡的に助かったと思っていたようです。そこは病院のような場所で、何年も孤独に、死の恐怖におびえて過ごしていました。
人間は、死んでも死なないからこそ、どう生きるかが大事です。死後、優しく生きた人は優しい人たちのところへ、人を踏みつけにする生き方をどんな理由であれ正当化してきた人たちは、そういう人たちの中へ行きます。「自分の意識が、自分の周囲と自分との存在様式を規定する」のがあの世です。 ゲーテの『ファウスト』での悪魔メフィストは、光は物質でさえぎられると言う。すなわち、意識は物質に規定されると主張する。確かにこの世では、どんな善人も、どんな悪人も、その思いの結果が周りにストレートに出てこない。みな、物質的諸条件に縛られて生きているように見える。 でも、だからこそ、善き思いが重要になる。 私が夢で亡父と会ったときには、多少なりともそういう話をします。自分も大いなる光の一部であることに、父も気づくように。そして明るく善い人々の住む世界に迎えられるように。 青木さん、あなたは死んだんですよ。死んでも人は生きているんですよ。 宗教ではなく唯物論こそ、人がこの世のどろどろした現実を言い訳に、善き生き方をすることから逃げさせるアヘンであったことに、気づいてくださいね。唯物的な人間が指導者になった国こそ収容所国家となったという「現実」も見据えて、理由を考えてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月06日 14時05分58秒
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