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カテゴリ:その他
東北太平洋沖大地震から2週間が過ぎた。今なお行方不明者が1万人を超えている。多数の避難所での生活を余儀なくされている方も多数いらっしゃる。心痛余りある思いだ。 震災後から、被災地の動物たちはどうしているのか気になっている。大地震もさることながら、今回は巨大津波の被害が甚大だ。多くの動物たちも飲み込まれたに違いない。停電の影響で水族館の魚が全滅したという報道も耳にした。 家で飼われていた動物たちも多数いただろうが、地震後数十分で到達するという津波から逃げるのに彼らを一緒に連れて行くことは不可能だったのではないだろうか。たとえ、運良く一緒に逃げられたとしても動物連れで避難所に入ることも難しいと思う。水や食料も満足に届かない避難所では、動物たちの居場所は無い。人間の生命も危険に晒されている時に動物のことなんてと言われそうだが、一緒に暮らしてきた人々にとっては、動物であっても家族であり同じ命なのだ。 さらに、悲劇なのは福島第1原発の放射線漏れ事故だ。半径20キロ圏内には避難指示が出された。未だ、原発の事故は収束の見込みがないのでその避難もいつまで続くのか想像もつかない。個人的に知人を頼れる人は動物を連れて行けた人もいるかも知れないが、多くの集団での圏外退避者は無理だったのではないだろうか。1時的な避難と、水や餌を置いて家を離れた人もいるだろう。家の外に逃がした人もいるかもしれない。いずれにしても断腸の思いだったに違いない。様子を見に行きたくてもそこへ立ち入ることができないのだ。 過去の地震では、ボランティアの方が被災地の動物たちの救済に活動されたと聞いているが、今回の震災は、規模も大きく、原発の周りには入ることも不可能だ。大きな恐怖を受け、飼い主もいなくなり不安の中さまよっている動物たちが多数いるのだろう。心配でならない。 うちも、猫が2匹いる。災害のことは考えないことはなかったが、やはりどこか、現実味の無いものだった。たぶん、大きな地震がきたら猫はパニックになってどこかに隠れてしまうだろう。名前を呼んでも出ては来ないと思う。運良くキャリーケースに入れられたとしても避難所での暮らしは無理だろう。車か、テントでの生活か。果たして猫の食べ物が手に入るだろうか。狭い空間での生活に耐えられるか。本当に真剣にシミュレーションしておかないと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月26日 09時10分48秒
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