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カテゴリ:その他
今朝、午前3時半過ぎに携帯の着信音が鳴った。義兄からだ。いやな予感がした。「父さんが亡くなった」 先週の母の日の前に会ったばかり。抗がん剤の副作用で口内炎がひどく、ほとんど食事が取れていない状態が続いていたが、5月3日の日には、夫と久しぶりのビールをおいしそうに飲んだ嬉しそうな笑顔が目に焼き付いている。 直腸癌の発覚から、もうすぐ3年が経とうとしていた。6月16日の77才の誕生日を目前に風のように突然に逝ってしまった。手術から1年後の肝臓への転移、肝臓の手術、2年目の肺への転移と抗がん剤治療。苦しい闘病が続いた。抗がん剤治療の辛さやこの先の不安から義母へ当たることも有ったようだ。母もどう対処したらよいのか悩み、時に父にきつい態度をとってしまうことも有った。どちらも辛かっただろう。 一昨日から、熱が出ていたようで、肺炎を起こしていたのか呼吸も苦しそうだったらしい。昨日の夜中に急変し、兄の車で病院へ向かう途中で心肺停止状態になり、病院での蘇生を1時間余り受けたが蘇生出来ず、旅立ってしまった。 突然の別れは、家族にとって動揺と大きな悲しみだったが、これから訪れるだろう癌による苦痛を考えるとお父さんにとっては良かったのかもしれないと皆が感じていただろう。だが、もう少し頑張れると思っていただけに残念でならない。もっとお父さんの話に真摯に耳を傾ければ良かったと思うが、時はすでに遅い。 もう、苦しみは無いよね。ゆっくり休んでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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