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カテゴリ:その他
しばらくパソコンに向かっていなかった。意欲レベルが少々落ちている感じだ。年中行事の中でも卒業式の次くらいの重要行事である体育祭も無事に終わった。天気を気にしながらだったが、何とか閉会式まで持ち堪えることが出来たのは何より。 大したことはしていないのだが、終わるとぐったりである。年々グッタリ度が増していくようでいつまでこの仕事ができるのだろうかと思ってしまう。 体育祭の後半、クラス対抗のムカデ競争やリレーが行われる。そこへ胃癌の闘病中の体育の教員が入院中の病院から駆け付けてきた。去年の夏に胃癌が分かった時には、腹膜に転移していて手術が出来ず、抗がん剤での治療を続けている。まだ、30代前半の若さだ。とても前向きに治療に取り組み、化学療法の翌日でも出勤してきて尚かつ体力維持のためにランニングまでしていた。しかし、3週間前位にリンパ節に転移し左手がリンパ浮腫になってしまったあたりから、急激に病状が悪化した。今は、食べ物も水も喉を通らない状態だ。今年の体育主任として体育祭に出られないという事はどんなにか悔しいことだろう。眠れないほどの痛みと闘いながら自分のクラスの生徒達を一目見ようと駆け付けたのだ。車椅子で演技を見ながら一目もはばからず涙を流していた。自分の努力ではどうにも出来ない今の現状に悔しさが込み上げて来たのだろう。 この厳しい状況でも「生きる」ことを必死で頑張っている彼を見ていると疲れただの意欲が湧かないだのと言っている自分が情けなくなってくる。今ここで生きていることを大切にして出来ることに取り組んで行こうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月28日 03時02分15秒
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