渡部陽一さんの講演を聴く。
戦場カメラマンの渡部陽一さんの講演を聴いた。渡部さんはテレビで見るそのままの人だった(*^_^*)戦乱で犠牲になっている子供たちの話を中心に、現地で取材した写真を見せながら、身振り手振りを交えて、舞台の右から左までを行ったり来たりして、ゆっくりと聴いている人々にわかりやすく話していた。講演を聴いていた人は、小学生から高齢者までの幅広い年齢だったけど、わかりやすいく話してくれるのでどんな年齢の方でも理解しやすかったのではないかと思った。イラクでは日本円にすると100円で1食が食べられるとのこと。そして子供たちは、1日1食のための100円を稼ぐために様々なことをして働く。渡部さんは、イラクの少年が売っていたバナナを買った話をしてくれた。イラクではバナナは1本2円ぐらいで買うことができるとのことだった。そのことを知らずに、少年にバナナはいくらかと聞くと100円だと言った。渡部さんは、100円を払ってバナナを買った。少年は、渡部さんから100円をもらうと、家に走って帰った。100円を持ち帰った少年は、母親に100円を渡し、母親はそのお金で、お米を買いに走ったという。イラクは石油を産出している「お金持ちの国」というイメージがあるけれど、戦争のために国民は犠牲になっている。あらためて戦争と平和について考えさせられた渡部さんの講演だった。