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カテゴリ:フィリピンスタディツアーSTORY
フィリピンのビジネスの中心地・マカティ市から車で30~40分の パサイ市にある、アペロクルス地区。 アペロクルスとは、メトロマニラに400以上ある都市貧困地区の一つで、水路沿いのわずかなスペースに密集して居住しており、衛生環境は劣悪。 住民は土地の所有権は持っていない。 しかし長年の不法占拠によって政府は暗黙、居住権のみ認めている状態にある。 ぶらびが今回ツアーでホームステイをする事になったのは、そんなアペロクルスのバランガイ(最小行政単位、市町村のもう少し小規模なもの)156の家庭。 今日は、その時のお話をします。 夕飯はツアーメンバーで済ませ、寝泊りだけを家族と共に行うというホームステイの形式。 夜、その家庭を紹介され、ツアー企画者のNGOスタッフさんは、その家族と私一人をスラムに残し、暗闇へと消えていった。 いくらそのNGO団体が支援している地域とはいえ、スラムはスラム。 治安の悪さが、プンプン漂っている。 しかも「夜と昼間の街の顔はかわる」って、昼間聞いたんとこなんですけど・・・ こんな中、ここに暮らすフィリピン人の中に明らかに様相の違うキレイな格好した日本人(といってもTシャツGパンですけど)、そりゃもう浮き浮き・・・。 いつ襲われても刺されてもゼンゼンおかしくないのでは・・・不安な気持ちが爆発寸前。 「マガンダンガビー!(タガログ語でこんばんわ)」 笑顔でふりまくうちの挨拶に答えてくれる、バランガイの住人達。 しかし、気持ちの中では冷や汗ダラダラ。 家族に案内されるがままに後をついていった。 というか、信じてついていくしかなかった。。。 ギリギリ家屋と呼べる建物の、狭い合間をすり抜けるようにして入っていく。 その道は狭さゆえ日光が一日中入らない為、泥でぐちゃぐちゃ。 いかにも不衛生。この泥水を飲んだら絶対死ぬやろな。。。 一番奥までたどりつくと、ドアもないその家にはたくさんの子供達がいて、元気に笑顔で歓迎してくれた(ように思った)。 ぶらび、タガログ語はおろか英語もほとんどわからない(NOVAの成果ゼロです・・・フィリピンに来て改めて自覚)。 何とか知ってる単語を並べ、ノートに書き、身振り手振り、指差し会話帳・・・あらゆる手段で、コミュニケーションをはかる。 どうやらこの家の子供は学校に通えているらしく、うちのつたない英語でギリギリのコミュニケーションをとることができた。 指差し会話帳は、探すのに時間がかかって思ってた程使えへんかった。 ほいでも、うちが「えーと、えーと」って言いながら会話帳で言葉探してたら、子供が「エートエート」ってマネするんよね、、、マジかわいい(笑) 盛り上がりに欠けるコミュニケーションすること数十分、お母さんが“寝る”ジェスチャーをした。 おけおけ!!もう寝ましょう!! 言葉の壁にヘトヘトになってたうちは、もう寝てしまいたかったので、オッケーサインを発した。 ここから、ぶらびの地獄の夜ははじまった・・・・・ ★つづく★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.13 00:21:08
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