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カテゴリ:フィリピンスタディツアーSTORY
「グッナイ☆」 家族にオヤスミを告げる。 タガログ語でも、オヤスミは英語と同じ「Good night」である。 スラムでは防犯の為、夜も電気はつけっぱなしらしく(家庭にもよるかも・・・)、オレンジ色した電球の光と強風の扇風機が稼動されたまま、私と家族は眠りについた。 家族4人+うち1人が、4畳あるかないかの部屋に横並びに寝ている状態で、決して広いとは言えない。身動きすると隣の子供をどつきそうだったので、体勢を変えるのは非常に困難・・・というか、無理だった。 家族のいる方に顔を向けるのが何となくイヤだったため(今思えばそんな恥じらいいらんし)、ケガのある左肩を下にした体勢でキープしてしまった。 「あ゛、しまった・・・・痛い・・・。」 ケガの為タダでさえ体の自由がきかず、しかもこの狭いスペース、体勢を直すには、どう考えても横の子供をどつくか押しのけねばならなかった。。 それも気ぃ悪いと思い、ガマンしてそのまま寝てしまったのだが・・・・ それが原因で次の日悪化して途中帰国になろうとは、その時はよもや思うまい( ̄_ ̄;) どれくらい時が経ったろうか。 しばらく眠ったようだったが、目が覚めた。 ごぉーーと強風で扇風機がまわっているにも関わらず、暑い!!! 南国フィリピン、しかもスラムはアホほど家が密集しているため、暑さはハンパではない。 汗をあまりかかない方なのに、汗でビッショリになっていた。。。 しかもケガの方を下にしてしまったぶらび、うだるような暑さと不安定な体勢、快眠できるはずもなかった。 ずっと同じ体勢ってツライなぁ・・・などと思いつつ、気分転換に足を伸ばした、その時だった。 「い゛でぇえぇ---ッ!!!」 右足に死ぬほど激痛が走った。 オイなんや!?!?何が起こった!?!? ガバと起き上がり足元を見ると、この家のペットと思しき白猫がしっぽを立てていた。 どうやら、コイツに噛まれたようだ。 うちの足を伸ばしたその先は、この白猫のお決まりの寝床らしかった。 うちが足を曲げていないとそいつの寝床はなくなってしまい、 つまりうちが少しでも足を伸ばせばまた「ガブッ」といかれる状態であった。 ますます、身動きがとれなくなった。 靴下を履いていたとはいえ、牙の跡は見事クッキリ。 痛さにもがいて家族にヘルプの目線を送ったが、全員爆睡。ちーん。 まだまだぶらびの地獄の夜は続く・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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