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2006.04.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

3月30日、私の彼氏が自ら命を絶ちました。23歳でした。


人一倍責任感が強く、
完璧主義で、絶対に妥協を許さない。

しかし逆に、とても心配性で、繊細でもある。
自分には非常に厳しいけれど、他人には非常に優しい。

彼は、そんな人でした。


その彼の性格が、就職活動という嵐の中で、
彼自身をどん底に追い詰めたのではないかと思います。
深い深い、底に。


彼は常に将来の不安を抱えていて、
いつも私や彼の家族に、その事をもらしていました。


将来の絶対の安定を願い、一生続けられる仕事に就きたいと、
自らの就職活動の中で、自分にあっていると思われる仕事を、
彼は必死で探していました。


しかし、就職活動の短期間で、
仕事が自分にあっているかどうかを知ることができる時間・情報は
たかが知れています。
結局は、会社に入ってみないとあってるかどうかなど、
わからないものだと思います。


そう考える私は、元気のない彼に対して、
そのように伝えて励ましていました。


彼も、それがわからないわけではなかったと思います。


しかし彼の、心配性な性格と、妥協を許さない性格が、

「もしこの会社に入ってあわなかったら、どうするんだ」
「もっと探さないと、もっと頑張らないと、いい仕事を見つけられない」

そう思わせ、自らを追い詰めていたのでしょう。


完璧主義で、責任感が強い。

これは、彼の強みでした。

しかし彼は“繊細さ”も持っていました。
彼が、自らに何度も何度も責任追及する一方、
自分の弱い心を、何度も何度も突き刺していたのです。
自らの手で。


彼はこの2~3ヶ月の間に、5キロも痩せて、
ひどい体調不良の状態に陥り、あまり元気がありませんでした。


そんな彼を、彼の家族は私はいつも励ましていました。
特にお母さんは、しょっちゅう居酒屋に連れて行ってあげて、
彼の大好きな焼酎のグラスを片手に話をしていたそうです。


「オカンが気ぃ使っていつもオレを飲みに連れてってくれるねん。
オカンの明るさにはかなり励まされてるわ~」

彼から、よくそんな風に聞いていました。

彼らの家族は、みんな親友同士のように仲がよかったので、
彼自身、家族の存在は非常に心強い支えであったのは、
私と彼の会話の中からの発言からも、間違いなかったと思います。


30日の午前、彼はお母さんに頼まれた買い物をして、
お母さんと電話で少し話をしました。


「あっおかん?今○○(←地元スーパー)におるし!」


これが、最後の彼の声でした。


この日の晩は雪が降りました。
寒くて、雨が降り薄暗かったこの日の午後、
彼は一人、どんな思いでいたのでしょうか。


就活という戦場において、
現実をまばたきすることなく見つめ、
将来の自分に対して常に最悪の想定をして、
自らに高い高い、誰にも超えられぬほど高いハードルを設定して、
圧迫面接が彼の弱さに直撃して、
様々な人達の期待を抱え、
絶対に誰にも心配をかけまいと、
ひたむきに答えようとして、
頑張って、
頑張って、
頑張って・・・。


就職活動という、暗くて先の見えない迷路の中で、
彼は道を見失い、自分を見失ったのでしょうか。


強い責任感、完璧主義、そして、弱さ。
これらが彼の精神を、一瞬にして追い詰めたのかもしれません。


彼は、首を吊りました。
暗い自分の部屋で、一人で、この世を去りました。



彼のお通夜・お葬式には、
とても多くの彼の友人が駆けつけました。


何で。どうして。


みんな、泣き崩れました。


お通夜の晩、彼の棺の周りに人が耐えることはありませんでした。

誰もが、彼との突然の別れに驚き、
彼の冷たくなった頬に触れ、別れを惜しみました。




私も、未だに信じられません。
彼の位牌を前にしても、写真を見ても、実感がわきません。

どこか別のところにいて、
しばらくしたら、また帰ってきてくれるような気がしてならないのです。
電話が、メールが、またしばらくしたらあるような気がして・・・。


これから時間の経過と共に、
私は彼の死を見つめ、それを受け入れていくのだと思います。



私はこの日記を書くことによって、
皆さんの同情を誘っているわけではありません。
ただ、命の大切さについて、
今一度改めて見つめ、考えてほしいのです。

私が言いたいのは、
“生きている”というのは決して“当たり前”ではないということ。

生きていて“当たり前”だった私の彼氏は、
彼の死を告げる一本の電話で、
“当たり前”は瞬間的に崩れ去りました。


輝かしい尊いはずの命は、
残念ながら一瞬にして灯火が消える可能性を常に秘めています。


私は大切な人の死を目の前にして、それを実感させられました。
そして、「どうしてもっと彼を支えてあげなかったのだろう」と、
深く後悔しています。


生きているということは、素晴らしくて、輝いていて、
尊くて、そして、とても脆いものです。

自分の体を大切にして下さい。
一人で悩まないで下さい。
絶対、何があっても、死を選ばないで下さい。
絶対、生きてください。

そして、苦しんでいる人・悩んでいる人に、
手を差し伸べてあげて下さい。
一人にしてあげないで下さい。



深い悲しみに身を引き裂かれるような思いに心痛める人々が、
もうこれ以上現れないよう私は祈っています。





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Last updated  2006.04.02 21:42:58
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