BRANCH　OUT

昨日までの疲れも取れないまま、
母親に早く起きろと言われていたので、
今朝は会社に行くより早く起きた。

そして、俺様の使った布団などや後片付けをし、
自分の荷物に取り掛かっていたら、
母親にお金はどうするの？と聞かれた。

なので、少し必要だからおろそうかなというと
どうするの？と聞いたくせにすごく不機嫌な顔になった。

両親(母)が私の為にと今まで食費として払ってきたものを
すべて積み立ててくれいたのも知っている。
そして姉が結婚した際にはそのお金を貰っていたことも
知っている。
私も当然貰えるものだと思っていたのは確かに図々しいが、
電化製品・家具・新婚旅行に関しては、私が出すので、
日本の口座に残す分は私の貯金で、家電などのお金は
親に積み立ててもらったお金で残りも日本に置いておく
つもりだった。

ところが以前母親に「あんたには上げるかどうかも決めてない」という
発言をされ、凄く腹が立ったことがあった。
今まで私の母は口うるさいほどに「姉と平等」を言い続けてきた。
それが何故私にだけはそのような事を言うのか、
理解が出来なかった。

なので、私はお祝いのお金などは、もし貰えなかったときの為に
なるべく手元に置いておきたいと思っていたのも事実。

それでも、日本での食事会は両親がお祝いから出すと言うのも
知っていたが、お金が入用な今の時期だ。
お祝いのどの部分を自分でもらえるのか、それでどこまで
結婚の準備が出来るのかというのが私の気になっていたところ。

姉の時はどうしていたのか？色々と聞いていたら、
母親が「卑しい・意地汚い・詮索するな」と
いった言葉を私に向けた。

私の母親はとても言葉のきつい人だということは
十分分かっているつもりだが、やはり言われて冷静では
いられなかった・・・。

そこから色々な言い合いが始まり、
結局母親は「お金もあげない・結婚式にも行かない」と
切れ始めたのである。

私は、勢いでそういう言葉を発する母に今まで何度も
宥めるような事を言ってきたが、またしても・・・。

２度ほどそれとこれは別問題だと言う私の言葉に耳を貸さないので、
最後は当然短気の私も切れる。


分かりました。結構です。


その後お互いにまた色々と話したが、
母親は外出、私は家で用事をしていた。

母としては、国際結婚で、更に経済的に家族に問題のある
俺様の家にとついで果たして私が耐えられるのか。
もし万が一日本に戻ってきた時には、人生をすぐに
やり直せるようにと積み立てていたお金を結婚に使わせたくなかった。
そういうことだった。


執念深い母親のことですから、しばらく無視されるのは
分かっていても一応、言葉は普通に掛けます。
えぇ。当然のように無視されましたけどね。


親の心子知らずと言いますが、私も今回そうだと思います。
生意気な事を言うようですが、私はそれが当然であり、
母も子供の立場だった時には同じように親の心など
分かっていなかったと思います。
そして私が親になったときも同じ。
親の心が分かるようになれという要求は無理。
そんな要求はして欲しくもないし、しようとも思わない。

そして、家の母親の性格として
「～～～してあげた」という感覚がとても強い事も
またしても確認した。

親にとってはいつまでも子供は子供で心配なのも
とてもありがたいと思うし、当然だろう。
でも、自分も結婚に関してそれ相応の歳になっているので、
もし駄目になった時の為の貯金は当然残しておくつもりだった。

私は感謝していない訳じゃない。
母親の物言いがどうしても気に入らないのだ。

～してあげた。～してあげているのに。
朝鮮人、あんたの孫なんて会ったって
言葉が分からないんだから帰ってこなくても良い。

母が～してくれているのも十分に分かる。
そして感謝もしている。
見習いたい部分も沢山ある。

でもね、「それをしてあげているから何を言っても良い」
ということではないと思うんだ。
ただの言葉だと彼女はいつも主張するけれども、
ただの言葉で幾らでも人を傷つけることが出来る。

そしてそこは、私が到底受け入れられない部分。


結婚式に彼女が来るのかどうかは分からない。
私は謝罪もした。

後数日で家を出ると言うのに頭が痛い・・・。
悲しいかな、「家族」という括りのはずなのにやはり人間。
親子でも合う合わないがあるのは、高校時代から
母親とのバトルで痛いほど感じている。

どうしてもちっと上手く出来ないかな・・・。私。


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今日はご近所に不幸があったため、お通夜へ。
その為早く帰ってきた父に、
「母親と喧嘩したから。」と軽く内容は伝えた。

お通夜から戻り、夕飯を食べ、父が母と話をしたようす。
話が終わった父親が私の元に来て再び話をした。

家の母はかなりヒステリックで怒り出すと話が出来ない。
何を言っても切れた状態で話を聞こうとも落ち着こうともしない。
そしてすぐに無視を決め込み、それが２週間でも３週間でも
続いていくのである。

今回私も親の気持ちを思いやれなかった部分があり、
そのことについては、謝った。
しかし、彼女にも悪い点があるが、謝ることは絶対にしない。
今まで彼女が謝ったのを見たことがない。

そして、最後の手段。
先程、家を出て行った。
いつもそう・・・。
怒るとすぐに家を出て行こうとしたり、
無視を続けたり、自分の反省点は一切ない。
だって「私は～してあげてるのに」だからだ。

本当に母親はマメに動くし、人に色々してあげてると思う。
ただ、常に「見返りを求めた奉仕」でしかない。
見返りを求めている時点で、それは「～してあげる」ではなく、
ギブ＆テイクになってしまうのに・・・。
自分の思ったように相手が動いてくれなかったり、
返してくれないとすぐに不満が出てくる。
それさえしなければ、あのボランティア精神は凄いと思う。

父親が最後に私に言ったのが、
「もしかしたら行かない事になるから。
そしたら、向こうには体調が悪いとでも言わないとな。」

そして、
「お前も分かっているとは思うけど、そういう親だと思って。」

この家が平和を保っていられるのは、
母親以外の全員が我慢をすること、顔色を伺いつつ生活すること。
いつもはふざけ半分で「恐怖政治」と言っていますが、
実際本当にそう。今回も母が戻れば私がまた謝らないといけない。

俺様にも一度言われた事があります。
眠くても疲れていても、母親が怒りそうなことは避けないと
後が面倒なので、常にそこを判断基準に動く私を見て、
「そんなにお母さんは怖いの？」と。

怖いと言うより、面倒なのです。


母が無事で戻る事を祈るのみ。
姉にも冷たいと言われたことがありますが、
私も気が強く、言いたいことは言うタイプ。

人間パーフェクトに自分に合う人はいないのです。
間違った事もたまにはするし、
思いやりきれないことだって、
理解しきれないことだってあるのです。

だからこそ、悪いと思ったことがあったら
親でも子でも関係なく、謝るべき点は
謝るべきだと思っています。