BRANCH　OUT

今日は昨日より大分体調も良く、
昨日できなかった仕事を朝から片付けているのですが・・・。

今朝も早くからこの「ドンネアジュンマ」にやられました。
ドンネアジュンマって何？と思われるでしょう。
そらそうよね。
私が勝手に作った名前だからなんだけど（笑）。

何だろう・・・。
日本で言うと、近所に居る区とか市の仕事のまとめ役？
まぁご近所のリーダーおばちゃんな訳なんだけど。

その話の前にまずはこちらのゴミの捨て方の話を。
私たちはここに越してきてから、何曜日がごみの日なのか、
何時に出せばいいのか良く分からなかった。

つかね、日本みたいに、その時以外には絶対にごみが出てません
ってなら聞かなくても分かるんだけどさ、
こちらでは、皆適当なわけさ。

常にどこかの角にはごみが置かれているし。
決められたゴミ袋とそうでないものもある。
んで、何のゴミをいつ出すのか、見てても
さぁ～～～～ぱり分からないのでございます。

床紙のおじちゃんが、剥がして捨てた以前の床紙も
家の前に放って置かれていた。
ハッキリ言って日本でそんな仕事してったら、
絶対にクレーム物と思うけど、ここは韓国。
最初に気づいた時は、きれいな物だけが誰かに持ち去られ、
次に気づいた時には全てがきれいに無くなっていた。

家具屋のおじちゃんたちが家の前に捨てて行く
ダンボールたちも見事にいつの間にか無くなって行く。

家の前ゴミ置き場じゃないから、ゴミのおじちゃんは
来ないんだけどなぁ・・・。
無くなってるからいいけど、不思議よね。
夜中に小人さんたちが持って行ってくれてるのかしら？
なんて妄想はしませんが、本気で不思議です。

まま、ゴミの話はそこまでで、このドンネアジュンマが
先日初めて様子を見つつ出してみた、生ゴミ専用バケツ（区でくれる）
を家に持って来たのだ。

「ゴミ箱の住所がここだからね、持って来たのよ。
新しく引っ越してきたんでしょ？だから分からないと思うんだけど、
ゴミは今日は出しちゃ駄目なのよ。ゴミの日はね月水金。
それとね、これは指定の袋に入れないと駄目！！」

マシンガンのように話し出した。
私も「はい。はい。」とただ聞いていたのだが、
何時に出せばいいのかも聞かなくては！！と思い、
時間も聞いたらしっかり教えてくれた。

ま、その指定のゴミ袋じゃない奴は家のゴミじゃないんだけどね。
誰かに入れられてしまったので、仕方ない次の回にそれも指定の
袋に入れたけど、指定の袋は有料なんだよ！！！！
と結構腹が立ったりもした。（笑）

そして更に不思議なのが、ゴミの分別方法が、
食べ物のゴミと生活ゴミ。
生活ゴミって一体何ですか？？？？って話。
缶も瓶も生活ゴミ？？？？
あ～～～だから一般住宅は面倒だわ。


そして、今日も朝からドンネアジュンマがやって来た
何やら「区民教育なんとか券」を配りに来たんだけど、
何が何だか良く分からなくて、ジーっとそれを見てると、

「はいはい。ここにサインして。
分からないことがあれば、ここに電話すれば
教えてくれるからね。」

「あら？庭広いわね。ここにサンチュでも植えなさいよ。
もったいない。あ～私なら色々植えるのに。」

「あら？？？？あの花何？？
すごくきれいに咲いてるわねぇ～～。
ちょっと一本貰っていくわ。
寒いから中入ってなさい。
私これだけ貰ったら行くからね。
ほらほら、寒いから中に入りなさい。」

と、隙を与えない会話術と行動で
どんどんとうちの敷地に入ってきた。

おいおいおいおい・・・・。
まぁ庭だけだからいいけどさ。
あんた、人んちそんなズカズカ入ってくるなよ。

しかも勝手に庭の木持って行くとか言って掘り出した。
ま、いいけどさ・・・。

でもちょっと何をしでかすか不安だったので、
洗濯物を干しながら様子を伺っていると・・・。
本気で庭を掘り始め、思いっきり引っ張っては
尻餅ついたりして、頑張って木と戦っている。

「ちょっとちょっと！！！
これすごく頑丈な木ね～～～～。
ナイフ無いの？ナイフ。」

仕方ないので、庭用に買った鎌のような物を渡す。

「あらぁ～～～～良いの持ってるじゃないの。
これがあるなら、こうやってここにもそこにも
サンチュとか植えなさいよぉ～～～。もったいない。」

そして、ドンネアジュンマはまた木と戦う。
５分後ようやく彼女は一株の木を掘り出した。
飛び切りの笑顔を見せながら、

「あぁ～～～～。本当にこれ頑丈ね。
うちに帰ってかわいく植え替えなきゃ
あら？うち広いのねぇ～。
こんなに広いと冬寒いでしょ。
広い家は寒いって言うからねぇ～。
あ、分からないことあったら、○○○－×××へ
電話して聞くのよ～～～。
あら。このネギはここじゃなくて、庭に植えなさいよ。
サンチュ植えなさいよ～～～。花でもいいから。
んじゃ、またね。」

と手に家から引っこ抜いていった花の木を持って
笑顔で去っていったのでした。


ええ。いい人なんですよ。
きっととても働き者だとも思いますよ。
だって、来たのは朝７時半ですから。
その時にはしっかりお化粧もしてましたしね。

でも、韓国だなぁ～～～～とやっぱり思うこの強引さ。
そしておせっかいさと干渉。

悪気がないのも分かるし、
私はあんまりこういうの気にしないタイプだからいいけど、
すごいなぁ～・・・・とは思う。

次はこのドンネアジュンマはいつ来るんだろうか。
サンチュでも植えとかないと何か言われそうよね。（笑）
びっくりさせちゃうくらい野菜でも植えとく？？

結構このアジュンマに次に会うのが楽しみになって来た。