BRANCH　OUT

昨日はすっかりドンネアジュンマの勢いに乗せられ、
昼間庭の手入れや花の植え替えなんかしちゃった私。
何か？？単純すぎる？？（笑）


さて、話は全然違いますが、
昨日掃除をしている時に、ここ数年「ん～・・・」
と私を悩ませていたことが、雷が落ちるかのごとく
「あぁぁ！！」と突然解決したのである。


その内容は、俺様オンマのこと。


彼女は数年前に熟年離婚をし、仕事をしてないので
息子・俺様におんぶに抱っこの生活をしている。

以前も納得はしていなかったが、
結婚の話が具体的になるに連れ、更に私の心に
わだかまりのようなものが出来ていた。

というのも、オンマもそうだが、俺様も。

「離婚してる」・・・そりゃ彼女のせいじゃないかもしれないけど・・・。
「１人でかわいそうだ」・・・まぁ確かに・・・。でもなんかな・・・。
「働けないから仕方ない」・・・出来ることはある気がするけど・・・。

といったような関係をつくり上げているのだが、
私から見ると、どぉ～～～～しても
「オンマが離婚　＝　一人ぼっち　＝　かわいそう」という
公式にはすんなりといかなかったのだ。

オンマは１人でかわいそうだから、シデクに帰ろう。
オンマは離婚してるから、経済的にも助ける。
オンマは・・・と言われても、

「でも、それって彼女の選んだ道なんじゃないの・・・？」
と思ってしまっていた。
そう思っていても、彼女の選んだ道？というのかどうかも
何だか良く分からなくて、とにかく素直に感じられない自分が
いけないような気がしていた。

それはどうしてなんだろう？？
何で私は素直に「かわいそう」と思い、
心からの「助け」をしてあげられないのだろう？

これがいつも心の中にあった。



でも、納得できない理由がやっと分かった。



例えば、日本の両親。
母親が父親と離婚したいと思っている。
でも、歳は６０近いし、仕事を探すのも大変。

さて、どうする？？
まず、経済的に自立出来るか。

そこから考えると思う。
経済的に自立できないと思う、またはその恐怖心？ゆえに
離婚できない人も多いと思う。
でもそのステップを越えたら、次はどんな仕事でも
必死になって探すと思う、必死に働くと思う。
どんな家であろうと、きっと我慢すると思う。

息子が居たとしても、「息子にも家族が」と考えるだろう。
息子に頼ることを前提として、離婚を決める親
と言うのはなかなかいないと思う。

私が日本で３０年間見てきた「親」というのは
こういものだと思う。

「親はあくまで、死ぬまで親」
「子供に迷惑を掛けまいと、死に際まで気にする」

そういう「親子関係・親のあり方」をずっと見てきた。

これは文化背景の違いだと思う。
俺様オンマは完璧に息子に頼ることを前提に離婚をしている。
それが悪いと一概には言えないけども、
それでもそういう親のあり方を私は良しと思えない。

親が望んで子供を作る。
命をつくりだす重要さというのを考えると、
私は日本の親の考えの方が尊敬が出来る。

親のせいで子供が犠牲になるというのはどうなんだろうか？
そのせいで韓国で苦労している子供は少なくない。
（私の知る限り結構多いんだよねぇ・・・。）

私は俺様にこれまで何度となく言ってきたことがある。
「負の遺産の継承はまっぴら。自分たちの代で止めたい。」
「俺様の親から始まったマイナスを自分の子供に
押し付けるのだけは耐えられない。」
「私たちが借金を背負わされたからといって、
同じように子供に頼って老後を生きていくことだけはしたくない。」

例え親でも子供が成人して働き出せば、
幾らでも頼っていいと思っている覚悟のなさが、
韓国の熟年離婚を増やしてるんじゃないの？？と思う。

素直に「かわいそうね」と思えない。
それも仕方ないなと勝手に納得した。


私は今後も
「オンマは離婚して１人だからかわいそう」
「経済的に頼る人がいないから助けよう」
そう思える日はなかなか来ないと思う。

これは、「日本の親子」「韓国の親子」関係の違い。
仕方ないとは思えても、素直な気持ちにはなれなそう。


私のこの考えって冷たいですか？？