BRANCH　OUT

今週末は４度目のパンチ君のワクチンと、
駄目飼い主が見過ごした皮膚病の検査。

来た時から、足の小指の毛が無かったんだけど、
どこかぶつけたのかな～なんて、ただ様子を見ていた。

段々毛も生えてきたし大丈夫かなと思っていた矢先。
少しずれた場所に赤みが出てきた。

これも遊びに行った時に怪我でもしたかなと、
触っても痛がらないからと放っておいたら、
とうとう１０円ハゲになっちゃいました・・・。
これが皮膚病なんですねぇ～。

皮膚病の薬はすごく強いらしく、
私たちが子供を作る予定があるなら伸ばすことを勧められ、
パンチも薬を飲むと吐く場合もあるから気をつけろと。

どんな薬なのか、そんなものを飲ませるのもかわいそう。
ごめんね・・・、パンチ。




そして、パンチが家に来てから、彼の性格がちょっと気に掛かっていた私。
気が強く、言うことを聞かない。
特に噛み癖がひどくて、小さいうちから直そうと色々と試してきた。

私は溺愛タイプの飼い主じゃないので、
いけないことはいけない！！ときつく叱ってきた。
犬を飼うのが初めての私には試行錯誤の毎日。

言っても駄目ならと・・・、
マズルコントロールをしたり、ひっくり返して抑えたり、
キャンッと泣くほど噛んだり、手を思い切り突っ込んだり、
それでも彼の噛み癖は直らないまま。

そのせいで、俺様にも
「６ヶ月経ってもこのままだったらお前は捨てる！！」とか
「こいつの噛み癖どうにかならないのか！！」とか
色々と言われて二人とも少なからずストレスだった。
噛まれることも、怒ることも気分が良くないよね。

これじゃパンチにとっても、私たちにとっても良い事は一つもない。
病気になったときや毎日のケアが出来なくなっては
パンチ自身の健康チェックや維持が出来なくなってしまうだけだ。
既に爪切りや耳掃除は私たち二人でやっても出来ない状態だった。




前回から「病院」が何となく良い所じゃないのを
理解してきた様子のパンチでしたが、今回はひどかった・・・。

体重計に乗って大人しくすることも出来ず。
耳掃除を嫌がり、逃げようと必死。
爪切りを嫌がり、暴れだす始末。

とにかく暴れ、噛み付き、先生を手こずらせた。
泣き方も異常で他の患者さんも覗いている・・・。

今回の暴れようで、とうとう先生にも
「この暴れ方はちょっと酷いですね・・・。」と言われたそうだ。

私はあまりに暴れるので途中から外に出された。
診察後、俺様に言われたその一言は凄くショックだった。

今まで色々試してきた方法ではもう無理である。
大きくなってこちらが力で抑えられなくなったら危ない。
今後は新聞などで大きな音を出したり、お尻を叩いたりして
飼い主が怒った時に逃げ出すくらい教えてくださいとのこと・・・。

なるべくこういう方法は取りたくなかったんだけど、
知識も経験もない私にはしばらくこれに従うしか方法はないのかなと。

家に帰ってから早速新聞でおしおき棒を作った。
二人で幾つかのルールを決めた。
俺様もまずは音で止めさせることをしてくれてる。

パンチにとっては突然のことで何が何だか分からず
オドオドしていて、遊んでいても何となく落ち着かない。
表情も何だか怯えているだけのよう・・・。
そんな姿を見ていると胸が痛んで涙が出てくる。

パンチを見て俺様も、
「こいつもかわいそうだよね。でも、もっと酷くなる前に
ちゃんと直して一緒に楽しく暮らしていこうね。」と話しかけていた。


本当にそう願う。
どうかパンチの噛み癖がなくなりますように！！