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カテゴリ:TVドラマ(2006年冬季)
楽しく見られました。でも、「医療の現実」という事前のふれこみが邪魔をする
今回のお話。 内科病棟に、研修医の江藤が研修に来る。あおいはうんざり。指導医には田所がなった。 あおいが、コンビニの袋を提げて病院の前に戻ってくる。すると、病院の前で婦長がうずくまっている男を救急車に乗せている。あおいは、何をしているかをそばにいた同僚に聞く。「点数稼ぎ。救急車で運ばれたほうがもうかるのよ。総師長が決めたルールだから」 高樹に、「この病院ってホントに変ですよね」と言う。 「病院も企業と同じ。稼がなきゃいけない」高樹は、部屋に張り付いているMRたちに目をやる。 「ノルマのあるMRさんと同じだ」 夜、あおいはレストランの前で女性がうずくまっているのを見かける。あおいは駆け寄ると女性は咳き込み、黒ずんだ血を吐く。「胃潰瘍かもしれない」 そばにいた男性はなぜかよそよそしい。「タクシーで病院にいかせるから」と救急車を呼ぶことをしようともしない。「腹膜炎を起してもいいんですか」とあおい。 あおいは、特別病棟に入った検査入院の患者を担当する。患者は、田所に張り付いていたさえないMRの野呂だった。 健康診断で、便から血液が検出されたからだという。 あおいは、田所のご機嫌を取るためだと思い込み、あきれ気味。 あおいは、田所たちと食事。そこで、アルバイトの北沢から、薬は来年度から本院の一括発注になり野呂の会社は発注リストから外されていると知らされる。 高樹は「看護師もMRも下っ端の医師も替えのきく使い捨てパンツだってことさ」 あおいが野呂の病室にいく。すると、野呂はいない。 野呂は屋上で子供達に風船で犬を作っていた。あおいに気づく。 「昔取った杵づかっていうんですかね。私、病院担当になる前には田舎の薬局の担当だったんです。あのころは楽しかった。でも、病院担当になって、田所先生がいなかったら、どうなってたか」 野呂の内視鏡検査が始まる。田所と江藤がやってくる。田所が直々に検査をする。しかし、田所は内視鏡検査の経験が浅い。 野呂がうめき声を上げる。田所は麻酔の量を多くする。すると、腸からポリープが見つかる。 田所はすぐにそれを切除した。 あおいは、江藤から田所の検査内容を聞く。 「ポリープをすぐに切ったんですか?」といぶかしがるあおい。 野呂の病室にいく。すると、野呂は麻酔がまだ切れていないはずなのに、苦しんでいる。小峰が触診を行う。田所の検査で腸に穴があいた(=穿孔)可能性がでてきた。 田所は市議会議員とカンファレンスルームにいた。野呂の病状を江藤から聞いても放置し、そのまま食事にでてしまう。他の医師たちも協力してくれない。高樹も他の患者を診ていた。 あおいは、レントゲン技師の片桐に、レントゲンを取ってもらうようにいう。片桐は「医師の指示なしにレントゲンをとるのは医師法違反なの」と最初は嫌がったが、あおいの説得に心を動かされる。 小峰は、野呂のレントゲン写真の前に江藤を立たせ診断させる。 「フリーエアーですね。普通こんなところにガスはたまらない。」 「正解。ということは」と片桐。 「穿孔・・・・ですね」 内科婦長は、手術室の手配を指示する。まわりの看護師たちは迅速に動く。 あおいは、これから病院を出ようとする、唯一の手の空いている外科医の副院長の車の前に立ちはだかり手術をお願いする。 副院長は手術を行い、成功する。副院長は、あおいが助けた女性のそばにいた男性だった。 「これで、借りはないからね」と副院長。 すると、穿孔をしった田所がやってくる。 「いや~、本来は私がすべきオペを、まさか副院長がやってくださるとは。実は私、議員との・・・」 「君、誰?」副院長は冷たく言い放ち、その場から去る。 あおいをにらむ田所。 「君達は私どころか医師の診断なしにレントゲンを撮った。これは上に報告するからな」 野呂の退院の日。野呂はあおいに、風船のプードルを渡す。のどの部分に鈴が入っている。 「あおいさんの声をイメージしたんです。鈴ってよく聞こえるでしょ。ここにいるよって。私は患者になって初めて知りました。 看護師さんの笑顔が患者を勇気付けているんだって。苦しんでいたときあおいさんの声が聞こえていました これからも、患者さんを勇気付ける鈴をずっと鳴らしていてください」 田所は医療安全委員会であおいのした行為を取り上げる。しかし総師長は田所を一括し、あおいたちの行動は無罪放免になった。小峰は「保身のためでしょ。彼女が伏魔殿そのものだから」 高樹は田所に呼び止められ、料亭に連れられる。 「美空が来てからみんなのねじが狂い始めているね。美空菌とでもいうのかな美空あおいが本院で何をしでかしたのか調べてくれないのかな。 院内感染は怖いから、早めに処置しておかないと」と笑いながらいう田所 「目を覆いたくなる医療の現実」というふれこみがなければ、結構楽しめたのかなと思うところがありますね。 今回の現実は「医師のプライドが邪魔をして患者を危険にさらす」ということと「救急車」だったんですが救急車で点数稼ぎのシーンは本当にコントにしか見えなかった・・・ これが気になってしょうがない・・・ 問題児ばかりが集まった病院ってことだったんですが、ミスが発覚するとすぐ一丸になったのに、少し違和感を感じてしまいました。 テンポはいいのでつまらないということはないんですけど。石原さんのあおい役ははまっていると思いますから、来週も見ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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