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カテゴリ:TVドラマ(2006年冬季)
まず、東野圭吾先生、直木賞受賞おめでとうございます!!
今回のお話。 1998年、亮司は、洋介の遺体を発見した菊池からある写真を見せられる。それは、洋介と雪穂があのビルに入っていく写真だった。同級生秋吉のものだった。事件をにおわせながら、亮司をゆする菊地。 雪穂の通う清華女子学園では、中傷ビラや「ガイチュウ」というロッカーの落書きなどの陰湿ないじめにあっていた。同級生の川島江利子は、そんな雪穂を気遣う。同じく同級生の藤村都子も気遣うふりをするが、犯人は藤村であった。 亮司は母弥生子が経営するスナックにいく。素直に喜ぶ弥生子。笹垣のことを訊く亮司。弥生子はボトルを指差す。「笹垣」と書かれたボトルがあった。 雪穂へのイジメはエスカレートする。生ごみにあふれたロッカー、卒業アルバムのばら撒き、男子トイレへの卑猥な落書き。ある日、家に帰ると、雪穂の家には、その落書きを真に受けた男達からの電話が鳴り響く。 それを聞いた雪穂は、学校に届けようという養母、礼子を振り切って落書きを消そうと家を出る。 「逃げてばっかりじゃ、なんにもならない」という礼子の言葉を背中に受けながらも、そのまま家を出る。 雪穂はトイレの落書きを消す。礼子の声、笹垣の「一生、お天道様の下を歩けんようになる」という声が浮かんでくる。「ふざけんなよ」と金きり声を上げる雪穂。 亮司は、菊地を殺すしかないかと考える。でも・・・と一人で悩む。すると、雨が降り出した。 「なんで、俺はいつも一人ぼっちなんだ」と泣き叫ぶ亮司。 亮司は大江駅に走って向かっていた。ホームにたたずむ。すると、女性の声がする。女子高生だった。 その女性を追いかけ、駅の男子トイレに入る。女子高生が落書きを消していた。「西本雪穂」との文字が見える。 「あの・・・」「友達がこんな酷い目に会ってて、それで」 「タイムマシンがあったらどっちにいく?」 「・・・」 「チャゲアンドアスカだったらどっちが好き?」 「・・・」 「どぶに咲く花があるって知ってる?」 「・・・・本当はそんな花、ない・・」 抱き合う2人。7年ぶりの再会だった。 亮司の家で、今の状況を話す。雪穂は爪を噛みながら今後を考える。亮司は、 「俺のせいってすれば。ゆきちゃんの母親殺したことも俺になれば。菊地と笹垣ぶっ殺して、俺が自殺すれば全部解決するんじゃない。」と諦めたように言う。 雪穂はそんな亮司を投げ飛ばす。 「何でそんなこというの。なんで私が急行に乗っているかわかる!?各駅だったらあなたのいるところで降りちゃうからじゃない。なんで、私が他人の振りをしているかわかる。いつか時効が来たら一緒に歩けるからじゃない。」 亮司と雪穂は、それぞれの抱えているものを解決する方法を考え出す。 亮司は、菊地を呼び出し『タイタニック』のチケットを渡す。今のところはそれで我慢して欲しいという。 菊地はしぶしぶ、映画館へ行く。 雪穂は藤村の下駄箱に手紙を入れる。偽物のラブレターだ。そこには、倉庫に来て欲しいと書かれてあった。 亮司は菊地の帽子を盗み藤村が来る倉庫で待ち伏せる。藤村がやってきた。手を握り締める。 雪穂は江利子と帰っている。雪穂は道路に捨てられた清華女子学園の制服を見つける。倉庫に入る。 すると、裸にされた藤村がいた。 雪穂は事情聴取を受ける。雪穂は大江工業高校の秋吉が写真を撮りに来ていたことを話す。 秋吉は、現場に落ちていた帽子が菊地のものであるといい、菊地は窮地に陥る。 菊地は亮司に「ネガはお前にやる。俺の無実を証明してくれ」と言う。亮司の思い通りの結果になった。 雪穂と江利子は頻繁に藤村の家に見舞いにいった。母親から身体は怪我されてなかったこと、将来のことを考えて告訴はしないことを話す。「私達、絶対にいいふらしたりしませんから」と雪穂。 藤村は、うつろな目をして自分の部屋にこもっていた。まわりには、自分の裸を写した写真があった。 自宅でネガを焼く亮司。「なんでこんなことばっかり成功するんだ」とつぶやく。自分のしたことが父洋介のしていたことと同じであったことに愕然としていた。 「なぜ、自分は生きているんだ」 雪穂は久しぶりに、大江図書館に来た。『風とともに去りぬ』を見つける。はっとなり、その文庫本のページをめくる。すると、二つ折りにした紙がでてきた。手をつなぐ男の子と女の子の切り絵だった。「2006年11月11日」とかかれている。時効の日だ。 すると後ろから「大丈夫ですか」という声。亮司だった。 「大丈夫・・・・大丈夫」涙があふれてくる。 菊地は笹垣に会う。桐原亮司について話があるという。 来週も見てみようと思えた回でした。雪穂を演じる綾瀬さんの演技も鼻につくという感じではなかったです。 落書きを見ているうちに、発狂(?)する雪穂を見て、「あ、原作の世界を抑えているな」と感じました。これが私のイメージの雪穂に近いんですよ。 単なる悲恋としてドラマを完結させる気はスタッフにはないみたいで、ホッとしています。 (悲恋を求めている人がいたら、このあたりで視聴をやめたほうがいいと思います。反吐が出てくる可能性があります。 このあとで、悲恋どころではない事件が起きますよぉ) でも、原作と違うところが。
制作側はこの事件から、2人は犯罪におぼれていくという解釈なんですね。私も、そう思ってました。 今後は、どんな風に転がり落ちるかを描いていくか、が大事ですね。 冒頭に書きましたが、東野先生、直木賞受賞おめでとうございます。 受賞作「容疑者Xの献身」は・・・・私、買ったのはいいのですが、まだ読んでません。 他にも買ったはいいが読んでない本は、「さまよう刃」「幻夜」<-(途中まで) 大学院のほうがだいたいめどがついたので、就職まで一気に読もうかなと思ってるんですが・・・ このあとも、資格試験、論文投稿、アパート探しとかいろいろまだまだやることがあるんだよなぁ~ 就職したらしばらくは環境に適応するまで、読む余裕がないかもしれないし。 関連商品 【重版予約】 容疑者Xの献身 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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