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カテゴリ:TVドラマ(2006年冬季)
「どんなルールにでも理由がある」・・・
今回のお話(あおいの回想についてはフジテレビHPからの転載)。 あおいの回想。 患者の呼吸が停止した。そのことを電話で本院に伝える。 本院の医師狭山の指示に従って、AED(自動体外式除細動器)処置を施す。それによって心音は戻ったが、右肺から呼吸音が聞こえないことを知らされた佐山は、山田のレントゲン写真を再度チェックし、打撲によって肺に小さな穴が開き、緊張性気胸を起こしている可能性があると指摘する。一刻も早く胸腔に溜まった空気を抜かないと危険な状態だった。あおいは、制止する佐山の言葉を無視して、山田の胸に注射針を刺す。幸いにもその処置のおかげで山田は一命を取りとめたが、あおいは、看護師に許されていない医療行為を行った責任を問われ、桜川病院への異動を命じられたのだ。 総師長の泉田はあおいを叱責する。告白は、他の看護師に動揺を与えるだけだと。泉田のいうとおり、看護師たちは医師の相談をせず勝手に薬の処方を行うなどといった影響が出ていた。 小峰もあおいに仕事を任せようとしない。あおいが「怖い」からだった。 あおいは、糖尿病で高血圧の患者、河野をまかせられる。あおいは、河野を風呂に連れて行こうとするが、河野は拒否。それでも、あおいは河野を風呂場へ。しかし、「あんたは患者を危険にさらしたんだろう」と河野は一人でやるという。あおいは、「じゃ10分後に見に来ますね」と。 河野は風呂場で倒れてしまい、河野の家族が責任を追及する。病院は入院費用の肩代わりとあおいの謹慎処分を決定する。 あおいは、居酒屋「番町」で北沢と飲み、愚痴をこぼす。チョコレートのウイスキーで酔ったあおいを北沢が家まで送る。あおいの部屋であおいの母親の写真を見つける。あおいが思い出を語る。 「私が中学生のころに心筋梗塞で・・私がついたころには心臓、止まっていたんだけど看護師さんがずっと心臓マッサージしてくれていたんだ。『まだだめです。娘さんが来るまで頑張ってください』ってああいう看護師さんになりたかったなあ」 高樹は、本院の佐山のところに訪問していた。佐山は、「本来攻められるべきなのは私達のほうだ。足の骨折に気をとられ、胸の打撲に気づかなかった。美空が割りを食っちまっただけだ」 小峰は山田のそば屋へ。注文をし、待っていると山田が元気良く出前が戻ってくる。小峰が看護師だとわかると、店員にてんぷらをサービスしろという。山田の妻が、 「この人、前に看護師さんに命を助けられて、それから、看護師さんのこと、神様だと思っているんですよ」と困ったように小峰に言う。 高樹があおいの家に来る。外で話をする。高樹は小峰のかつての後輩が、医師の診断なしに、医療行為に及び患者の神経を傷つけてしまったこと、そして佐山に会ったことを話す。 「俺達はミスばっかりする駄目な人間だ。だからルールがある。法律にもな。一見するとくだらないように見えるけど、どんなルールにも理由がある。だから、お前ももうルールを破るな」 「でも、私、また、同じ状況になったら」 「もう二度と、お前に同じことはさせない。それが医者の務めだ。なんで、こんな責任の重い仕事を選んじまったんだろうな。ああすれば、こうすれば、何度も思っちまうのにな」 高樹はあおいの頭をなでる。 「こんな俺でも、信じてくれるか?」 うなづくあおい。 「今の俺、かっこいいべ」 あおいの謹慎処分が解かれた。河野が「彼女は悪くない。赦してくれ」と担当医の内科部長浜松に直訴したからだった。 あおいは、久々のナースステーションで元気良く挨拶し、これまでのことをわびる。 小峰は、河野が介助を頼んでいるという。小峰はまたあおいに仕事を引き受けさせるようになった。 患者の食事が変わったことを伝える。そして、山田を載せた救急車の隊員があおいを尋ねにきたことをいう。 「あの人、救命士を目指してるんですって。あんたのことを見て、自分にも何かできるんじゃないかって思ったそうよ」 これまでは、マンガ的だった「医療の現実」でしたが、 今回の医療の現実は漫画的ではなく、考えさせられるものでした。 「どんなルールにも理由がある」・・・ まさか、このドラマの中に考えさせられるセリフが出てくるなんて思いませんでした。 でも、この病院が問題児だらけという設定、全然生かされてないような気がするんですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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