「あいのうた」第8話
あいちゃん、すごいですよ。。。今回のお話洋子がフライパンを叩きながらみんなを起す。これまでの中で張り切っている様子。子供達は「どうせ、すぐに飽きるから付き合ってあげよう」と。片岡の診察の日、洋子も病院へ行く。注射を打つようだ。片岡は「嫌だな」と言うが、洋子は「ぶっといの5,6本打ってください」と。房子は、片岡の病気のことが頭を離れない。洋子を見る房子。笑顔で接客している。「言えるわけないよ」とつぶやく。「なに、サボってんの」と洋子。とっさに「はい、すいません」と房子。上下関係が逆転している。夜、片岡が子供たちの笑顔を見ている。「ごめんな。一緒にいられなくて」とつぶやく片岡。すると洋子がやってくる。「あいちゃん。もし、俺がいなくなったら・・・」と言うと洋子が「聞かないよ。聞きたくないから、考えたくないから」と言う。部屋から出る洋子。「あ、それから、その着ているパジャマ、洗濯機に入れといて。まったく、ずっと来ているんだから」洗濯機にパジャマを入れる片岡。部屋に戻るとき、洋子の部屋の中で洋子のすすり泣く声がする。「ごめんな、あいちゃん」総務課長が飯塚にお見合いの写真を持ってくる。飯塚は「今はそんな気分じゃないんです」と断るが、片岡の「いいじゃないか、俺を安心させてくれよ」という言葉で会ってみることに。なじみの料理屋で飲んでいる房子、柳沼、飯塚。房子はあいちゃんは知らないみたいと言う。飯塚はお見合いの話をする。すると房子は「やってみなよ。そうすれば、明るくなるし。」柳沼からは「振られるんだから笑いのネタになるますしね」。立場のない飯塚。飯塚のお見合いの日、洋子は片岡とともに様子を見に行くことに。途中で房子、柳沼とも合流しお見合いをしているホテルへ。飯塚は相手を前に緊張している。片岡が「やっぱり緊張しているな」とつぶやく。すると、飯塚がお見合い相手に話をする。「ごめんなさい。でも、今は親友が辛いことになってて、それしか考えられないんです。それしか考えたくないんです。だからごめんなさい」「なんだよ。みんな、知ってたのか。まいったな」と笑う片岡。「あいちゃんも知ってたの」と房子が訊く。うなずく洋子。「笑うと力がわいて来るんだよ」と洋子。「そうだよ、だからみんなも笑ってよ。そうだ、みんなであそこにいくか」と片岡。「あそこって?」カラオケボックスで子供達が歌っている。大人たちは手拍子をしている。房子の目からは涙が流れる。歌が終わると、亜紀が房子に「なんで泣いているの」と訊く。房子は「亜紀ちゃんの歌に感動したんだよ」と。つづいてヤングマンが流れる。片岡がハイテンションで歌う。翌日、総務課長が「お見合いの相手、気にいったみたいで、残念だったって言ってたわよ」と言う。喜ぶ飯塚。「でも、次のお見合い相手と結婚するって」「なんだよー」と飯塚。笑顔の片岡、飯塚。洋子は房子と弁当を食べている。「片岡さんもすごいね。あいちゃんもすごいよ」と房子。「なんかきれいになったし」笑顔の洋子。「あ、いま恋をしているからって思ったでしょ」と房子。「奇跡、おこるといいね」夕方、大が片岡に野球を教えてという。公園でキャッチボールをする。最初は、笑顔で投げていたが、途中から笑顔が消える。涙をこらえている様子。大からのボールを受け取り、それをじっと見つめる。「はやくしてよ」と言う大。片岡はボールを投げ返す。夜、子供達を寝かせる片岡。「今日は楽しかったな。ごめんよ」外に散歩に出る。川べりを歩く片岡。途中で、座り込み泣き始める。すると、洋子が来る。片岡は笑顔を作ろうとする。「いいよ、今は笑わなくても」といい、そっと抱きしめる。片岡の感情が高まった。「死にたくない、死にたくない」「わたしは、このときわかったんだ。私は片岡優二を愛していると。ずっと一緒にいたいって。」片岡が立ち上がる。「ごめん、みっともないことを見せて」すると、洋子が「私と、結婚してください」片岡を受け止められるようになり、すべてのことを覚悟した上で、片岡とともに生きていこうと思うようになったんですね。そういう点は「1リットルの涙」にも通じるんですけど、私はこちらの方がすんなり感動できます。「1リットルの涙」は原作が日記ですから、亜也の描写はいいと思うんですけど、回りが、特にクラスがなんかステレオタイプのような感じがして、その落差で入りこめないのかなあと前回の放送で思いました。最後で亜也は「自分で光を感じるため、養護学校に行く」とは言ってますけど、外から見ると、クラスからつまはじきにされて転校せざるを得なくなったっていう感じなんですよね。それにこれまでの話を通じてみても、感動の涙より辛い涙のほうが多いような気もします(闘病がテーマだからそうなってしまうのは、仕方のないことなのでしょうけど)。「あいのうた」はその分、ファンタジーの要素が強いから、つじつまが合わなかったりしても、ドラマ全体の雰囲気がそれをカバーしているのかも。だから、最終回で奇跡が起こって片岡の病気が治るという設定になっても、私は許します。というより、そうして下さい、スタッフの皆さん。