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君に恋をしたのかもしれない
遠い空の国から舞い降りてきたような 穢れがなく 透き通った君 君の純粋さに触れる度 感動で心が洗われるよ 原形をとどめず崩れきった私の心の 汚れに その度にひびが入り 剥がれ落ち、 新しく生まれ変わるようだよ 君のその黒く濡れた瞳の前で 偽りはまんまと正体を暴かれる 気取りや見せかけは 嘘っぽさが浮き彫りになる 君の前で 化粧や着飾りは 意味を成さない 君の前では 裸になるしか術がない 違う次元の世界から 何かの間違いでやってきた天使 そう、間違いとしか言いようがない 君の落ちてきたこの世界は 無意欲と諦めが渦巻いているのだから。 君の黒く艶やかな瞳は 段々とグレーに曇っていく 神聖なほどに無防備な魂は 混沌たる環境に蝕まれていくのだろうか 戸惑う君を 優しく包んであげたい 手を差し伸べて 救い出してあげたい でも それが 逆に他の苦しみを呼ぶ結果になるからできない 弱くて不安定な私には 君を幸せにすることなどできるはずないから 君は間違った場所にとどまり 向かうべき世界への手がかりが閉ざされている 清らかさが 広大な汚れの流れに染められていく それを目前にして 私はなす術もなく、ただ立ち止まっている 心が引き裂かれるようで 苦しいよ・・・ でも もしかしたら それが 運命の与える 君への試練なのかな それを乗り越えた時 君のガラス細工のように繊細な美しさは 強さと自信を身につけ、ますます輝きを増すのだろうか 彼の幸せを願うのなら 可能な手助けをした後、そっと身を引くべきなのだろう 私のできることはそれだけ 愛することが出来ない私 支えてあげられるほどの力のない私 無力な私は誰をも幸せにすることが出来ない 誰より君の幸せ願うけど、私には何もできないよ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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