|
カテゴリ:上海生活
2週間前の皆既日食、結局上海は雨で太陽が月に隠されていく過程は見られなかった。もちろんダイヤモンドリングも。
カルフールでは30元のお買い物をすると2元で日食メガネがもらえた。でもすっかり忘れていて私は買うのが間に合わなかった。カルフール内のどこのメガネ屋さんでも売り切れだった。前の週に科学博物館の中を通った時に買っておけばよかったと後悔したが、気を取り直してピンホールを使った観測をすることにして用意した。が、結局雨だったのでそれも用なし。上海で大量に売られたはずの日食メガネはただの記念品となってしまった。 実は今年の2月頃、1990年ごろに書いた私のメモが見つかった。「決意のパターン」と書かれたそのカードは私がそのころいつも持ち歩いていたもので、その裏には妹の家の電話番号と、日付と場所が書かれてあった。1991.7.11 ハワイ・メキシコ、1999.8.11 ルクセンブルク・ミュンヘン、2009.7.22 上海。皆既日食の日付だとすぐにわかった。偶然にも上海に住んでいることに驚き、7月22日を心待ちにしていたのだが、あいにくの雨。しかし皆既日食は太陽を見るだけではなかった。 中学生のころ科学の先生が部分日食見せるために黒い下敷きのようなもので欠けた太陽を見せてくれた。その時校庭が月夜のように暗くなった光景が今も忘れられない。雨でも暗くなるのを外で体験しようと、子供たちを連れて傘をさし家の前の遊歩道に出た。9時38分に徐々に暗くなってきて9時39分にはすっかり夜のように真っ暗になってしまった。周りの店から出てきた人たちが小さな歓声を上げ、マンションには明かりがともり真夜中のようになった。9時42分を過ぎるとすぐに周りは明るくなりだし、真昼に戻った。 次女は、「月が太陽を隠したんだよ」としきりに言っていたが、子供たちはこのことを20年後も覚えているだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月09日 02時29分01秒
コメント(0) | コメントを書く
[上海生活] カテゴリの最新記事
|