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次女は3月からガールスカウトの活動に参加している。
毎週金曜日に学校の最後の時間にクラスを抜けて参加するのでお迎えもいらないし、毎回とっても楽しそう。

先週の金曜日の夕方から土曜日の夜にかけて次女とガールスカウトのキャンプに行ってきた。上海のインターに通っているガールスカウトの子たちが集まるキャンプだった。初日は浦西の学校だけでボランティアの親も合わせ200人位集まった。

上海から車で30分のところにある朱家角のそばの大千庄園は林と湖に囲まれたログキャビンのキャンプ場だ。中国にもこんなところがあったんだと驚くくらいちゃんとしたキャンプ場だった。

天気予報は二日間雨。カッパや着替えを沢山用意して覚悟を決めて参加した。

しかし金曜日は曇りのまま外でキャンプファイヤーもでき、マシュマロをローストしてグラハムクラッカーにチョコレートと一緒に挟み、スモーアーを作って食べた。縄跳びが始まったとたん雨が降り出しお開きとなったが、夕食のホットドッグもおいしかったし、なかなか楽しい始まりだった。

9歳以上の子は親の付き添いがないので12人の子供たちと大人二人が一緒に大きなキャビンに寝泊まりする。6歳から8歳までの子たちは母親と一緒に三角屋根の小さなキャビンに子供二人大人二人の4人ずつ寝ることになった。ベッドもありシーツも枕もあったが、どのくらい清潔なのか分からないので寝袋の中に入って休んだ。

翌朝は予報通りの雨。
皆カッパを来て食堂に集合。
目玉焼きとハムを挟んだイングリッシュマフィンに角切りにしたジャガイモをタコスのシーズ二ングで炒めたもの。それにバナナとオレンジとオレンジジュースがあった。朝食はイギリス式。期待していたよりもとってもおいしかった。

午前中は雨なので大きなダイニングスペースで午後の活動を繰り上げて行った。子供たちは水が地球上で循環するシステムや、水遊びの時の安全について、プレッツェルなどのお菓子でキャンプファイヤーの組み方、そしてクラフトなど色々な事をグループに分かれて学んだ。娘と同じクラスのスコットランド人のお母さんが私たちのグループリーダーになり子供たちに教えてくれた。

雨の中をカッパを来て動物も見に行った。大千庄園内には鹿、エミュー、馬、牛、ラクダ、サル、白鳥、黒鳥、アヒル、鶏などが飼われている。しかし雨のせいで残念ながらポニーに乗る活動は中止になってしまった。

トルティーヤのお昼ご飯を食べた後は雨も上がり、竹のボートに乗って湖に浮かぶ猿山を見に行った。また、湖面に大きな筒のような浮き袋を浮かべてその中をハムスターのように走る乗り物でも遊んだ。そのあと子供たちはアスレチックのプレイエリアで午前中動けなかった鬱憤をはらしていた。

夕食の前に皆でキャンプの歌を歌ったりしていたが、一つも知っている曲はなかった。

夕食は自分たちで作った。牛肉のミンチと柔らかくしたジャガイモと人参の角切り、それにバターをのせホイルにピッチリ包んでバーベキューの火の上で焼く。するとホイルが風船みたいに膨らんでいいにおいがしてくる。食べたら本当においしかった。しかし夕食はこれとスイカだけ。あまりにも少なすぎ。パンもご飯もない。親の分も別けてもらって食べたのにうちのグループの子供たちはもっと食べた~いと騒いでいた。

食事はレストランを持っているお母さんが担当し作ってくれていた。キャンプ場のスタッフとボランティアのお母さんたちも手伝っていたが後片付けはもちろんアイさんたちの仕事。なんて楽なキャンプだったんだろう。みんなおいしかったが、もう少し量が多ければパーフェクトだったのに。

夕食の後は帰る支度をしてバスに乗り込んだ。
まだおなかが減っていたので、帰りのバスから主人に電話してピザを注文してもらった。

子供のころ母の実家の従兄弟たちは三人ともボーイスカウトに所属していた。休みの日に遊びに行ってもときどきいなくて、夕方帰ってくるとかっこいいボーイスカウトの制服を着ていたりして少しうらやましかった。関東ではどこででも参加できるのだろうが、十和田湖の近くのかなり田舎に住んでいたのにボーイスカウトがあったのには今更ながら少しびっくりだ。

ガールスカウトは制服もなく、エプロンとかタスキに目標を達成した時にもらうワッペンを貼っていくだけだ。次女のエプロンにはもうすでに6個のワッペンがたまっている。

来年のキャンプもまだ親の付き添いが必要な年齢だ。今から楽しみにしているのは実は私の方かも。





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最終更新日  2010年05月26日 03時46分16秒
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