|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今週の月曜日から水曜日までは端午節のため3連休だった。そして3連休にするためにまたいつもの土日出勤、登校があった。
先週の土曜日、三女以外は誰もうちにいないので、三女を連れて万博に行くことにした。ベビーカーや車いすは優先で入れるところもあると聞いていた。しかしベビーカー一つにつき二人までしか付き添いは入れない。家族で行ってもそれは意味がないので、皆がいないときにその特権を使わせてもらうことにした。 今回はこども連れなのでタクシーで日本館のすぐ近くの4号門へ向かった。打浦路のトンネルを通ったら少し近い感じがした。 8時半に門に着くともうすでにすごい人、人、人。入るのも並ぶのかとうんざりしたが、「ベビーカーはあちらへ」と促され団体客と一緒に歩いて行くと車いすやベビーカーが並んでいる列があった。短い♪ これは日本館にも入れるかも、と思ったが、門が空いて日本館に行ったら既にすごい行列。延々と続く柵の中をみんな走っている。そこでベビーカーを押すのはちょっと無理だと思ったが一応係の人に何時間待ちか聞いてみる。するとベビーカーは建物の反対側から入ってと言われた。そしてもと来た道を戻ってみると車いすの列 が。優先的に入ることはできないが、普通に列に並んでいる人たちとバランスを取りながら少しづつ入れてくれるらしい。でもすでに3時間待ちと言われあきらめた。うろうろしてる間に長い列になってしまっていたのだ。 日本館はあきらめてイスラエル館に入った。列が短いと思ったら映画が始まったばかりだったらしくそれから15分位待った。360度のスクリーンに最先端技術やユダヤ人が発明したものなどの紹介があった。ラップトップや携帯電話、飲み込むカメラなどを発明したのはユダヤ人だそうだ。私たちの生活はイスラエルと切り離 しては考えられないということらしい。 どこもかしこも長い列で1~2時間待ちになっている。ベビーカーを優先して入れてくれるところがどこなのかもわからないので再びうろうろ。するとカタールの脇から車いすが入って行った。私たちもそこに行くとすんなり入れてくれた。「行列のみなさん、ゴメンナサイ」と思いながらもとっても嬉しかった。 カタールの人々の住居や生業などを展示してある2階には本物の人が展示物のように座っていた。一階では立体的な模様をタトゥーみたいに腕に書くサービスをしていた。ステージもあったがちょうど休憩中だった。 そのあともモロッコ、レバノン、カンボジア、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどが優先の入り口があり待たずに入れてくれた。 モロッコは建物がすてきだった。3階まであり、2階のバザールのように特産物を展示しているところはなかなかおもしろかった。 レバノンは「狭い」ということしか覚えていない。映画もあったが狭すぎてベビーカーでは入れなかった。 カンボジアはただアンコールワットのような石像の中を歩くだけだった。 シンガポール館では一階の参加型の映像や、小さなトランポリンで音を出して遊べた。2階では観客は小さなソファーに座り横長のスクリーンでシンガポールのゆる~い紹介を見た。足マッサージの出来るソファーも中にはあった。屋上に行くとシンガポールの植物を植えているお庭があり、ローズゼラニウムなどのハーブの匂いで 癒された。上に登るスロープの2か所位にも足マッサージチェアーが2台ずつ置いてあり、マッサージをして休んでいる人もいた。 インドネシアは展示物を色々見ながら延々とスロープを上に登っていくだけなのだが、展示物は興味深いし、上に登っていくときもとても気持ちいいかぜに吹かれてなかなかよかった。てっぺんには空中に突き出しているようなカフェがあり、とてもいい風が入って気持ちよさそう。でも横から見ていると底が抜けた場合下までま っさかさま~という感じなので少し怖かった。映像の部屋もあったけど、人がいっぱいだったし、ベビーカーなので遠慮した。今度家族と来た時にもう一度来たいパビリオンの一つなのでその時は映像もぜひ見たい。 フィリピン館に入るときには5時もすぎ、優先の入り口もあったけどかなり人が減ったせいか並ばなくても入れた。中ではお土産を売っていたり、ステージで歌やショーを少しだけしていた。カフェがあったので夕食はそこでフィリピンのお料理を食べた。前にフィリピン人のお手伝いさんが一回作ってくれた「アドボ」の味が忘 れられなくて迷うことなく「アドボ」を注文。お肉は少しパサパサで多すぎだったけど、味はおいしかった。三女はソースのかかったご飯だけめちゃめちゃ食べた。人参とミルクのジュースとフィリピンバナナのケーキもなかなかだった。 ベビーカーの優先がないパビリオンも沢山あった。人気館はもちろんだが、人気館じゃないところでベビーカーの優先がないところはベビーカーや車いすの専用の入り口がないので普通の列に並ぶしかない。車いすはもちろんそんな狭い柵で区切られた列には並べないのでそのパビリオンは素通りするしかないようだった。 三女はその日12時からお昼寝。寝ている間に日本館に並ぼうと思ったがさらに4時間半待ちになっていた。それで次に列の長そうな韓国館に行った。専用の列には50台くらいの車椅子やベビーカーが延々と列を作っている。でも待ち時間は2時間くらいだったのでお昼寝の時間にちょうどいいと思い並んだ。2時間も並んだ割 には別に感動するほどのパビリオンではなかったような気がする。映像は時間が合わなくて見られなかったし。並んでいるときに遠くから見た韓国舞踊のステージの方が見応えがあった。 タイも優先ではなく専用の列があっただけだったが、20分位で入れた。3つの部屋を移動して映像を見るのだが、一番おもしろかったかもしれない。もう一度行きたいパビリオンの一つだ。そして、タイ人のあの素敵な「ほほえみ」をもう一度見たい。 その日は日本のナショナルデーだったので、野外ステージでも色々な催し物をしていた。遠くから聞いたことのあるような太鼓とメロディーが聞こえてきたので行ってみると沖縄の「エイサー」の舞台だった。若い頃10カ月だけ沖縄に住んだことがある。こんなところでもう一度「エイサー」を見られるなんて思ってもみなかっ たので、大興奮だった。「カチャーシー」の音楽が鳴り出すと踊りたい気持ちでいっぱいだったが、三女を肩車して子供に踊らせた。 子供連れだったので今回はかなりゆっくり、のんびりと万博を回った。でもベビーカーのおかげで結構色々見られた。土曜日なのに11個のパビリオンに入れた。 先日聞いた話だが、優先でパビリオンの中に入るベビーカーと車いすの付き添いは今度から大人一人だけということになったらしい。優先そのものを取りやめにしているパビリオンもいっぱいあるらしい。赤ちゃんや車いすの貸し借りが多くなってきたためだと聞いた。いつか赤ちゃんのレンタルとかでお金稼ごうとする人も出て くるだろうと予想はしていたが、こんな風に影響するのはがっかり。 色々ある上海万博です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月19日 13時19分01秒
コメント(0) | コメントを書く |