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私はバリウムが超苦手。苦手と言うか体が受け付けない。
いままで最大飲んだのがコップ1/3まで。歯磨きの時のどの奥に歯磨き粉が触ろうものなら胃の中身まで吐いてしまう。ばりばり歯磨き粉味のバリウムなんかのどの奥を通らない。何度もえづいてすごく時間をかけて飲み込む。幸い健康診断の時は胃の中が空っぽなのでえづいても何も出ないが、毎回涙はいっぱい出る。炭酸はすぐに出てしまい何回も飲まされる。そしていつもレントゲン技師があきらめてくれて少しのバリウムでのレントゲン撮影となる。 ところが、知り合いからレントゲンの代わりに胃カメラで撮影すればバリウムを飲まなくてもいいということを聞いた。鎮静剤で寝ている間に終わっているというのだ。6月の健康診断で胃カメラも予約したら9月まで予約がいっぱいと言われた。それで胃カメラだけは9月になってしまったが、これが本当に楽だった。 胃の動きを止める(?)謎の液体を飲まされた後、のどに麻酔をスプレー。異物がのどの奥に触れたせいでえづいてしまって唾液をだらだら吐き出ししばらく中断したが、飲み込む必要はないので2回目の麻酔スプレーでOK. 横になって点滴で鎮静剤を入れると意識が遠くなり、かすかに体の中に何かが入って行ったような気がしただけであっという間に終わっていた。 バリウムが嫌で健康診断を受けるのを躊躇していた。2~3年に一回さすがにやばいかもと言うころに受ける感じだった。しかし、これからは胃カメラがあるから毎年受けても全然オッケー。医者も「最近はレントゲンよりも胃カメラの方が勧められているんですよ」と言っていた。 別室で1時間くらい寝てから診察室で検査結果を聞く。頭が少しぼーっとするけど、ここちよい感じ。胃カメラの注意事項には「当日は重大決定を避けてください」と書いてあった。 検査結果は「委縮性胃炎」で胃の中に「ピロリ菌」を発見!とのこと。 これは胃カメラの検査をしていなければ分からなかったことだ。 ピロリ菌がいると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすく、発癌性もあるので胃癌になる確率も高いそうだ。 除菌は抗生物質を一週間投与して行われる。でも完全に菌を除去できる人は1/3しかいないらしく、一週間の薬投与後、4週間経ってからまた検査をし、もし除去できていなければまた別の抗生物質を使うそうだ。 ピロリ菌は別に特別なものではないらしい。世界人口の50%はピロリ菌保持者だとウィキペディアには載っていた。そして日本人の40歳以上は7割がピロリ菌保持者だそうだ。 「除菌しますか?」と医者に聞かれたが、もちろんお願いした。 そして後で分かったことだが、ピロリ菌保持者が多すぎるので、日本では胃潰瘍や十二指腸潰瘍の人だけがピロリ菌除菌の薬に保険が適用になるそうだ。 なんで医者は「除菌しますか?」と聞いたのかネットで調べて納得した。 「除菌しますか?日本では保険適用外なので自費になるかも知れませんが」と言うことだったのか。言葉少なすぎ。もう薬代払っちゃったし。でも今回は海外駐在中なのですべて医療費は会社持ち、だはず。 ある会社は社員のピロリ菌保持者全員の除菌をしたら数年後には会社の負担する医療費が格段に下がったというのを読んだ。消化器系の病気の予防には大きく貢献しているようだ。これで将来の医療費は削減できるはずだし、会社にとってもよかったのかも。 駐在中でよかった。 ネットで調べたら、日本ではピロリ菌の検査には5000円かかり、薬代は3万円だそうだ。上海の日系のクリニックで処方されたピロリ菌除菌の薬代は700元(1万円位)。会社が負担しなくても上海で除菌しておいた方がお徳かも。 以上の理由で、胃カメラ超お勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月15日 21時03分23秒
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