万博日記パート5
先月ですが、8月18日水曜日、少し温度が下がりそうと思い、三女の幼稚園を休ませて次女と三人で万博に行ってきた。今回は初の浦西サイド。気温はそんなに高くはないけど、前の日に降った雨のせいで蒸し暑く、3番ゲートから子供の職業体験が出来る育楽湾まで歩く間にすでに汗だく。しかも、たどり着いた時にはもうすでに2時間待ち。今回は三女も一緒なのであきらめた。コカコーラ館、石油館、宇宙の家館もすごい列。コカコーラ館はベビーカーの優先入口はないと言うので他の人気館もないのかなと思い、これもあきらめた。ふと目に入った韓国産業館は列が短い、30分待ち。並ぼうかなと思ったら優先入口があった。中に入ってエレベーターで上に行く時、お姉さんが子供たちにロッテのガーナチョコレートを一枚づつくれた。私にはロッテの買い物袋。よく見ると他の入館者もチョコレートを手に持っている。ロッテ、すごい太っ腹。ベルギー館よりすごい。ベビーカーのおかげで蒸し暑い外から涼しいところに避難できたが、中に入っても汗が髪の毛を伝ってこぼれおちる。タオルで拭いてもしばらく汗は止まらなかった。上海は気温は高いけど今までこんなに汗をかいたことはなかった。中はタッチパネルをふんだんに使った触って遊べる壁とテーブル、色々な最新技術の紹介、未来のショッピングセンターでのバーチャルショッピングなど色々楽しめた。しかし、三女がトイレに行きたくなったので早々に退去。涼しかったのに。トイレから出たら雷が鳴り大粒の雨が降ってきた。大粒過ぎて雨と雨の間を歩けるほど。すぐ近くの日本産業館のアーケード通りに避難したら、そのとたん轟音とともに大雨が降ってきた。早めにトイレをすませておいてよかった。そのあと雨が降っている間しばらくはそこの屋根の下で過ごした。日本産業館とシスコ館があり、大きな銀行、KFCやピッザハットも入っているアーケードは結構広い広場になっている。雨から逃れた人がベンチからあふれてポータブル椅子に座って休む人がたくさんいた。ピザを買って運よく開いたベンチでランチをした。たこ焼き屋さんもあったがガイドには載っていなかったので日本産業館を出た時に気がついた。日本産業館は優先入口がありすぐに入れた。普通の人は待ち時間5時間だって。最初に日本や館内を案内する15分の映画を見てから8つの企業の部屋を順番に回りながらそれぞれの映画を見た。全部見るのに1時間。結構見応えはある。360度スクリーンあり、3D 映画あり、楽しかった。お土産に大塚製薬の大豆バーSoyjoy,(太っ腹な普通サイズ)やキッコウ萬のお醤油のサンプル、INAXの最新トイレの体験券など色々入ったバッグを人数分3袋ももらえた。日本産業館を出てから外のステージで静岡の踊りが見られると言うので待っていたが、予定より15分も遅れて始まった上、ゆっくり動く獅子舞とオカメとヒョットコが出てくる町内会の寸劇みたいなのだけだったのですごくがっかりした。踊りって言うから日本の浴衣を着た女の人が踊る盆踊りみたいなのを期待していたんだけどな・・・。お隣のシスコ館はシスコシステムが未来のIT環境を体験させてくれる。でも待ち時間3時間半で優先入り口なしだったのであきらめた。雨も止んだので次は足跡館へ。優先入り口ありなのですぐに入れた。大きな3階建ての建物の中は天井が高くて広い。EXPOの歴史映像みたいなのを360度プラス真ん中の壁や柱にまで実物大で投影させてその場にいるかの様に見せている。ローマのパンテオン神殿に集う沢山の兵士たちが普通に隣にいるかのような映像や、ロンドンの街並みやパブの中にいる人までそこにいるかのように普通に動いていた。2階には世界中の色々な博物館から持ってこられた貴重な発掘品が物々しく展示してあった。そして別の大きな部屋にはトロイの木馬の発掘現場が再現されていた。大きな木馬のトンネルを抜け裏側にまわると、ときどき木馬のお腹にある窓が開いて中に兵士が隠れている様子をうかがわせる。発掘現場にはベンハーで使っていたような一人乗りの馬車の残骸や骸骨が転がっていた。3階はテーマにそった展示が為され、絵画や美術品が展示されている。日本の江戸の街並みの模型や江戸の道端にいるかの様な大きな映像、そして北斎や広重の江戸百景もわざわざ東京から運ばれてきて展示されていた。上海EXPOの中では一番見応えがあるパビリオンだった。船で浦東側に移動した後は大きな建物の中で行われている四川省の人形劇を終わりの方だけ少し観て、別のステージで行われる四川省の踊りを見ようと待っていたのだが、なかなか始まらず、あきらめて出てきてしまった。中国の踊りはいつでも見られるし・・・。そのあとはバスでアメリカ館の方に移動。アメリカ館は優先入口があったのですぐに入れた。入口で待つ間映像が流れ、色々なアメリカ人がその場で習った下手な中国語で歓迎する様子が中国人の笑いを誘っていた。そしてさらにそこで働くアメリカ人が流暢な中国語で司会をして笑いを取っていたが、中国語が下手な私にはそのジョークが分からなかった。アメリカ館には浦東支部の教会員が沢山働いていると聞いたけど、浦東支部の人たちとは日曜日にすれ違うだけだから一人も知っている顔はなかった。アメリカ館では映画が2つ見られる。最初の映画はに3つのスクリーンが横に並んでいて次々と子供たちへのインタビュー映像が流れる。最初はヒラリー、最後にはオバマが出てきて歓迎の言葉を述べていた。次の映画は荒れた広場を素敵なお庭にしようと頑張る女の子のメッセージストーリー。アメリカらしい映画だった。日も暮れてお腹の空いた子供たちとペルー館のレストランに入ってセビーチェとペルー風アドボを食べた。こちらのアドボは豚肉だけ。脂身が多くイマイチだった。セビーチェはエビだけこんもり入っていて豪華、味は普通においしい。でももっと野菜とかイカとか色々入っていた方がよかったのに。川崎に住んでいた時にペルー人の友達と行ったペルー料理のお店のはすごくおいしかったな・・・。食事の後はペルーのお土産屋さんで笛の民芸品をねだられお姉ちゃんの分まで3つ購入。早寝の次女は6時半ころからすでに帰ろうモード。なので、ご飯を食べた後は出口に向かった。出る直前にあるファミリーマートで水を調達する時、肉まんを発見。ご飯を食べた後にも関わらず肉まんを1個ぺロリ。お姉ちゃんとパパにもお土産に買った。タクシーはすごく並んでいたけど、10分くらいですぐに乗れた。家に着いたのは8時半。二人ともタクシーの中で爆睡。いっぱい歩いたもんね。ごくろうさまでした。