被災地・柏崎と全国のID値
現在、日本は不況、リストラ、失業者の再就職問題など景気に関しては本当に100年に一度という状態というのはニュースで知っていると思います。この被災地柏崎でも、これは当然なのですが、数字で正しく理解をしてもらいたと思います。まず、経済指標の一つとしてDI値(景気判断指数)というのがあります。DI値=増加・好転ー減少・悪化プラス値を景気の上向き傾向をさします。マイナス値を景気の下向き傾向をほさします。11月の指数が今一番新しいものですが全国・・低水準の横ばい状態で推移し、停滞感が強まる。柏崎・・業況DI値は3カ月の悪化具体的な数字として業況 柏崎 マイナス72,6% 全国 マイナス60.0%これがいかに大変な状況なのか、食品などの小売でも 柏崎 マイナス80.0% 全国 マイナス64,3%(柏崎商工会議所ニュース2010.1より)これは被災をした地域と全国との、本当に格差だと思うのです。私は新潟に柏崎、東京と仕事や講演で動きますが、一昨年のリーマンショック以降100年に一度の不況プラス、被災地の復興がまだ、まだ終わってない状況で昨日のエイズや他国の現状もそうですが、知ない人が、自分の見える所だけ発する言葉に本当に傷つくはずです。現実をみたら、そんな事がよく言えるものだと・・言葉の暴力は一生心に残ります。でも言っても無駄なんです。何年も続いた店をしめたり、未来へと貯めたお金が復興の為になくなったり、進学を諦めても働き口がなかったり・・・・。誤解してほしくないですが、弱音とか愚痴を書いているわけでなくて真実を知って欲しいのです。そんな中、まだまだ柏崎、頑張ってます柏崎と本当に真剣に生きている人たちが沢山いることを、先日紹介した通行止めだった、海岸線も三日前にトンネルが開通をして通れるようになったばかりです。街中は空き地ばかり・・・まだ壊せない建物も多いです。神社や住宅の塀も壊れたままの所もあります。そして、幻滅期真っ只中、様々な災害支援をしてきて、これほどの不況と会い重なった環境をみた事がありません。でも、それを糧にして行く、何か地域に自分が出来る事はないかと考えています。そして、去年は震災の反省と、佐潟自然共存プロジェクトの為に大学にも入りなおして現在の福祉や現状を学び資格も取りました。これは、他の地域で何かあった時にすぐに対応できるようにです。この二度の震災後、当分この地域は大丈夫なはずですから・・・。昨日は久しぶりの天気、青空が広がっていました。この地域にとっては珍しいこと、そのせいか、電話のホットラインも一度もならなかった。緊張感の走らない一日でした。振り返り立ち止まりたい事も沢山ありますが、止まることが出来ない、後ろを振り返り、寝込んだり、泣いたり出来る余裕があればと思う日も何度もありましたが、そんな事が出来るのは幸せな事ような気がしています。もうすぐ、阪神・淡路大震災の日、1月17日がきますね。あの時も現場に駆けつけましたが、それが続く此処に住んでいると様々と思うことがあります。柏崎だから、被災地だから発信できること、そして被災地でも、未来予想図プロジェクトは海外支援をしています。先日のトークセッションで集まった子どもたちが、帰り際に財布の中から沢山募金をしてました。話を聞いて震災を知っている、この子たちの、100円と、何も知らない子どもたちの100円の重み違いを感じて・・・第2回の世界未来予想図プロジェクト始まったばかりですが、ちゃんと届けなければと思いました。今、自分に出来る事は何?毎日している問いかけです。そして、私たちは何処かで災害が起きたらまず先にボランティアに行くと思います。この経験はきっと、その時に役に立つはず。新潟いのちの電話0258-39-4343(24時間受け付け)柏崎地域こころのケアセンター0120-913-600祝日を除く月~金(午前8:30~午後5;15)柏崎市緊急雇用助成金対象期間延長問合せ先 柏崎市 商工振興課21-2311倒産防止共済問合せ先 柏崎商工会議所22-3161