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カテゴリ:私は今・・・
下北駅では、他の相談者が色々と話をしていた。 今回の旅に納得できた人。無言で地面を見つめる人。 その想いは人生のように人それぞれ。 しばらくすると野辺地へと向かう一直線の線路に 列車が到着した。そして相談者たちは再び明日を 生きるため人生の列車に乗り込んでいく。 私はその列車に様々なものを視ていた。 1億2千万人の日本全国からやってきて同じ列車に乗った 数十人の人たち。同じ列車に乗り同じ空間で同じ時間を 共有する。これも何かの縁であり、カルマなのである。 それと同じことが私たちの日々の生活にも見られる。 それは会社であり学校であり、家庭にも同じように 見られるものである。 一本に引かれたレールとそこを走る列車。その中で景色の良い 椅子に座れるかも知れないし、逆に揺れの激しいところに 立たなくてはいけない時もあるだろう。 それと同じように、同じ社会に生きていても人それぞれで 立場や環境が異なる。 けれどもそんな些細な事にもきちんと意味があり、 その小さい現象は大きな真理を含んでいることがある。 小さな気づきにも大きな神意があり、神様は常に暖かな目で 私たちを見守っている。 心地よくゆれる列車の中で、私は多くの相談者を視てそう感じた。 先ほどまでとは打って変わり、どんよりとした雲は姿を消し、 やさしい柔らかな光がどこまでも線路を照らし続けていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.20 12:00:12
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