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カテゴリ:術後~放射線治療
昨日、放射線腫瘍科の初めての診察がありました。
久しぶりに病院へ向かう道々、公園の木が初夏の様子になっていて、時間の流れを感じてしまいました。 初対面のS先生は温厚そうで丁寧な年配の先生でした。 まず、私のがんが見つかった日(7月23日)から今日までのことが書かれたワードのファイルを上から順番に1行ずつ噛み砕くように確認。 文章を訂正したり、書き加えたりしながら。 そしたら2ページにわたってしまって、はみだした5行分を何とか縮めて1ページにしたい先生は、フォントを小さくしたり、いろいろ悪戦苦闘していました。 思わず、「行間を小さくしてはどうでしょう?」って口を出してしまいましたよ(笑) それから診察。患部を触診した後、「皮膚の硬さを測ってもいいですか」といって、小さな器具を出してきました。 「パスタの硬さを測る器具を改造して、皮膚の硬さを測れるようにした」んだとか。 これを放射線治療後にも測定してよいか、と聞かれ、もちろんいいですよ、と答えました。 (この測定にも同意書がいるらしい) 実際の放射線治療は、乳腺外科の先生から30回と言われていたので覚悟をしていたのですが、18日間の短期照射もあると奨められました。 ふつう、1回2グレイ(照射量)のところ、2.66グレイにあげてその分短期間にするというもの。 効果については差異がないとのこと。参考までに、とカナダでの臨床試験の結果のグラフを見せてもらいました。 (黄色い線が短期間照射。グラフの上の方が効果が高いという意味。) また副作用もほとんど変わらないか、むしろ少なめとのこと。 私見ですが、と加えてS先生は、今後はこの短期間治療が主流になると思われます、とおっしゃっていました。 仕事をしながら通う予定の私にしてみれば、とても助かる提案で、これを承諾しました。 そして、照射の仕方。 下の図は身体の断面を上からみたところで、左右からの照射になります。これが16回。 そして↓のところが、ガンがあったところの局所照射でこれを2回。 ちょっと肺をかすめているのがわかりますが、稀に肺炎を起こすことがあることを承知してほしいとのことでした。 そのほか、副作用などの説明も含めて、1時間近い診察でした。 その後、看護師さんから治療の手順や副作用対策など、とても丁寧に説明をしてもらいました。 4月27日が第1回目の治療です。時間は夕方5時半から。(ちょっと早退しないと間に合わない時間ですけど、しょうがない…) ちょうどゴールデンウィークが間にあるのですが、4/29、5/5・6は治療を行ってくれるそうです。 順調にいって、終わるのが5月21日です。 23日にCTと照射位置のマーキングがあるそうです。 3月12日の手術から治療がなかったので空白の1ヶ月でしたが、いよいよ第3ステップに入ります。あと10日間ほど、のんびりとすごそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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