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カテゴリ:ホルモン治療
ほぼ1ヶ月ぶりです。
前回の日記にコメントをいただいた皆様に、何もレスポンスなしですみません。 最近のことを書こう、とやっと思えるようになりました。 3月のはじめに、お世話になっている病院の乳がん患者を専門に診てくださる精神腫瘍科を受診しました。 ・突然泣き出したくなることがあって自分でコントロールできない ・気分の浮き沈みが激しい ・記憶力や判断力が半減している ・休日の落ち込みがひどい ・やる気や興味や食欲が落ちている ・消えてしまいたいと思うことがある などなど… ノルバデックスが原因と思われるうつ、と診断されました。 同じような患者さんが多いのだそうです。 「精神腫瘍科を受診するのはハードルが高かったです。」 と先生に言ったら、 「本当はもっと早くに受診してほしかったよね~。もっとみんなに知ってほしいな。」 とおっしゃっていました。 トレドミンという薬を処方してもらいました。 先生はニコニコと、そしてズバリとアドバイスをしてくださいました。 「大丈夫、2週間でキキメが出てくるから、辛抱して飲んでみて。 1ヶ月で大体元に戻れますよ。」 仕事や生活は変える必要はない、ということで、受診する時には「休みなさい」と言われることを覚悟していたので、それだけでも安心して治療に向かう気持ちになれました。 そして服用を始めて1週間目に、ちょうど大震災がありました。 会社でもいろいろと大変なことがあり、心労がたまってパンパンでした。 仕事が終わって帰宅すると、起きていられなくてダイニングテーブルに突っ伏して。 体中がザワザワして、限界かな、と。 それでも服用から1ヶ月がたって、ようやく先生がおっしゃるように良くなってきました。 突然泣き出すようなことはなくなったし、気分がよい時も増えました。 不安とか、落ち込みが減って、今の悩みは時々襲ってくるイライラくらい。 受診前よりもはるかに気分が落ち着いてきました。 だけど… 今朝、田中好子さんが亡くなったことを知って。 19年も乳がんと闘っていたなんて… 自分は3年足らずでくじけている… 朝から泣けて、泣けて… 昨年秋の「てのひらのメモ」というNHKのドラマ、私はとても印象に残っています。 ストーリーももちろん、彼女の表情や演技に釘付けでした。 その頃、彼女は私と同じ病気と闘っていた…! そう思うと、切なくて。 病気を公開することなく、自分と家族で闘ってきたその姿勢、 あの優しい笑顔はどこから生まれたのでしょうか。 とてもマネはできないけれど、その生き方に感動したことは私にとって、支えになるように思えます。 そして、乳がんはやっぱり甘くない、ということ。 最近少し遠のいてきた感覚、忘れないようにしようと思いました。 それから、病気と上手に付き合う気持ちの準備をしなくてはいけない、とも。 田中好子さんのご冥福を心からお祈りします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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