治療方針が見えてきた。でもさ・・・
今日、針生検の結果が出ました。朝からドキドキ。早いことケリをつけたい、というのが本音でした・・・核グレード3、ホルモン受容体陽性、ハーツー3+、大きさは1.6センチ、浸潤性。放射線診断の先生は、乳腺を水道管に見立ててわかりやすく絵で説明してくださいました。去年のマンモではまったく異常が認められなかったことからも、まあ、質のいいものではないらしいです。それで、今現在考えられる治療として、半年間の抗がん剤治療、そして手術ということです。私としては、まず悪いものを取ってもらって、それから化学療法かな、と思っていたので術前化学療法はちょっと意外でした。でも先生の説明はわかりやすく、術前にどの薬がどの程度利くのかを見極めるには、ガンを切ってしまってからではわからない。予後を考えると術前に化学療法をとるのがよいのでは、とのことでした。今月中にMRI,CT,超音波精密検査、センチネルリンパ生検をし、9月から抗がん剤治療に入りそうです。仕事との両立についてたずねたところ、個人差がありそうだけれど、大半は両立できる。という回答でした。(ホントかなあ)意外に冷静に話を聞くことができました。だけど、抗がん剤治療が始まったら間違いなく髪の毛は抜けるので、周囲にばれないように仕事をするのは、難しいらしい・・・今の髪型と違和感がないカツラを調達するにはどうしたらいいのかなあ・・・土曜日から1週間夏休みに入るので、その間にいろいろ調べてみよう。夫も同席してくれていました。いつもは頼りないなあ、と思っていた夫も、今日は戦友みたいな感じで、頼もしかったです。会社の産業医が、「間違いなくT大でしょ。そもそも生活習慣病検診のデータなんてガンの治療に何の役にも立たないのだから、検診を受けた病院がいいってことはないわよ」とアドバイスをいただいていたのですが、今日の診断では、1年前のマンモの映像と比較しながら説明してもらえたし、血液検査の結果を見ながら腎臓などにも異常がないことをその場で確認できたし、産業医の言っていることと違うこともありました。・・・で、明日からの仕事。いつ上司に申告し、いつどこまでのメンバーに伝えるか。これが目下の悩みです。そういえば先日、右手をヤケドして、包帯をして出社したときのこと。みんなすれ違い様にニヤっと笑って、「また酔っ払って転んだんですかあ」とか「よっっぽどジョッキが重たかったんですねえ」とか、まあ言いたい放題でした。でも、それって私の強み?と、今日思いました。笑って話せたらいいなあ・・・そして、皆にも他人事じゃないよお、って伝えたいなあ。それもこれもちょっと考えてみることにしました。とりあえずあと2日、がんばって笑顔で仕事して、ゆっくり夏休みに考えます。息子は部活の合宿中。娘はやっとテストが終わって明日から軽井沢旅行。・・・やっぱ、夏休み終わるまではナイショですわね。それにしても私のガンの性質、親友Kさんのととっても似ているみたい。そもそも乳がんが20人に一人っていうけど、親友が同じようなガンになる確率っってすごいこと。なんだよ、宝くじには当たんないのにさ、みたいな。方針が少し見えて、今日は気持ちがとても楽になりました。