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カテゴリ:daily life
今日は午後の授業が潰れ、
代わりに「大学出前模擬講義」(うろ覚え)なるものが催されますた。まぁ、用は大学から教授を呼んで大学の講義っぽいことをしてもらって進路に役立てようというわけですな。 自分は九つあるテーマのうち人文学の模擬講義を取ったのですが、本当に感激する事ばかりですた。 講義は90分強、“disposition”という英単語にスポットを当てて行われました。 さて、ここからが講義内容です。 dispositionという単語には二つの意味があって、 片方は「気質、性質」という意味、 もう片方は「配置」という意味。 何故一つの単語に「気質、性質」という第一の意味と、全くかかわりのなさそうな「配置」という第二の意味が同居しているのか?そのような素朴な疑問から始めよう。という導入から始まって、どんどん話が展開していきました。 dispositionは、-tionからも察しがつくと思いますが、 dispose(配置する)という動詞の名詞形です。 disposeを辞書で引いてみると、disopositionに第一意味で載っていた「気質、性質」という意味が載っていません。 変わりにdispositionでは第二の意味であった「配置」という意味が「配置する」となって第一の意味となっています。 コレはなぜか!? 答えは、「歴史」の中にあります。 もともと、dispositionは「配置」という意味の単語でした。 しかしそれが中世(大体14世紀頃)の天文学と占星術と結びついて(占星術では、星座、つまり星の「配置」によってその人間の「気質」が占われていた)、500年以上の時を経て、現在の、一見何のかかわりも無いような「気質」と「配置」という意味になったわけですな。 言葉を本当に勉強しようと思うなら、 辞書を引いて、全く別々の意味が同居している時、ただ、その単語にはその複数の意味があるんだなー、と思うだけでは、教授が言うには「向日葵型理解」(dispositionという向日葵の種の部分に、それぞれ「気質」「配置」という意味の花びらがそれぞれ独立してついている)で、本来は「年輪型理解」(dispositionという年輪の中心に、「配置」、という樹皮が出来て、さらにその上に「気質」という意味の樹皮が出来る)でなくてはいけない、ということでした。 ・・・・・・・・・・・・・この他にも身になる話が沢山ありました。90分間、目から鱗状態でした(笑) 自分の進路について少しだけビジョンが持てたような今日一日でした。 なんか今日の日記はマジメですみません(/ω\)ハズカシーィ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 6, 2006 03:28:47 AM
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