カテゴリ:アメリカ
はいっパープルファミリー第一弾はゼファー! レインボーやホワイトスネイクなどの王道は選択せず、オリジナルメンバーが結成したウォーホースやキャプテン・ビヨンドにも進まずゼファーですよ。 しかも私、トミー・ボーリン時代のディープ・パープルって一度も聴いたことなかったりします。 4枚ほど買った時点でパープルは王道後回しの法則が始動しちゃってね。 これ何作目なんだろう。 2作目あたりですか? さていきなりハーモニカとスライドギター、姐御系スワンプ姉ちゃん登場です。 パープルどころか英国ロックともまるで違う音楽だなこれは。 ゴスペル調のコーラスが入っていたり、リズムの取り方がものっそい能天気な大陸的だったり。 リードシンガーのキャンディ・ギヴンスがとにかく飛ばしまくってるんだけど、2でのデイヴィッド・ギヴンスとのデュエットはなんとな~く、ベーブ・ルースっぽい。 キャンディは声質こそジャニタ・ハーンほど男勝りじゃないけども、迫力という点ではいい勝負。 生意気言うと張り倒すわよ調ばかりではなく、今日はおしとやかに決めてみました的な歌い方もしていて、ただの豪快姉ちゃんではないね。 魂(“ソウル”と読むこと)がしっかり入った歌い手さんです。 とくに高音部はハリがあるよ~。 8のみジョン・ファリスが歌ってます。 ちょっと鼻にかかったハスキー声で、何か思わせぶりな歌い方をする殿方だ… 場末感漂ってますってば! 流れ的にギターがどうのこうの書いたほうがいいのかしら。 ま、多彩です。 いろんな技を駆使して表情豊かに弾いてまして、この腕前を持ってすればパープル加入もまぐれじゃないな、などとボーリンパープル聴いてない&ギターまったくど素人の分際で生意気なことを言うワタクシ。 コキコキ鳴いてるエレキギターは気に入りました。 けだるいスライドも気に入りました。 そしてオルガンが結構いいアクセントになってたりする…。 サウンドはスワンプ一直線かと思いきや、フルート入ってプログレスしていたり、ちょっぴり切ない調べが顔を出していたり、イントロが変なチェンバーロックのようなせこいカオス感があったりと様々。 基本は気の強そうな女性シンガー擁するスワンプ時々ブルースって感じかな。 でね、これ400円で買ったの。 そういやトミー・ボーリンがいたバンドだったっけ…安いし買ってみるか!と深く考えずに買ったけど、結果的にはいいお買い物でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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