カテゴリ:76年英国
現在ディープ・パープルで鍵盤弾いてるドン・エイリーが30年前にいたバンドを出してみました。 来年2月に来日予定のコロシアムで太鼓叩いてたジョン・ハイズマンが70年代中盤になってからこしらえたバンド、コロシアム2(本当は2はローマ数字です。楽天ブログだと使えないの)のデビュー作です。 戯言レビューで取り上げてるようなのをメインで聴くようになってからというもの、こっち方面はとんとご無沙汰。 このコロシアム2もここ数年は聴いてないなあ。 演奏者には有名どころが揃ってるけどマイク・スターズって誰? …おや。このひとの歌声ってかなり好みだよ! とフェイマス・フォーに比べると桁違いに無名なシンガーに興奮した記憶があります。 んで、スターズ氏はどこか別のバンドでも歌ってたような気がするんだけど、どこだったっけ? 調べてみたらルシファーズ・フレンドみたいだ。 しかしメンツがメンツなので、器楽パートが目立ちます。 初っ端からエイリーのブリブリブリリアントな鍵盤がハイパーだし(1のみインスト)、ジョニ・ミッチェルのカバーではゲイリー・ムーアのNAKI節登場。 ハイズマンはもちろんのことニール・マーレイもジャズ寄りのバンドにいたから、ジャズロックなのかな~? と思ってたら… プログレじゃねーか。 この、厚いんだかペラいんだかどっちつかずな派手鍵盤といい無駄にゴージャスな曲調といい。 曲の長さも6分・9分・5分・4分・7分半・10分半だぞ。 演歌ギタリストと半端に暑いシンガーのおかげで暴走プログレにはなってません。 ああでも。 4までは軽快に進んでたけど5はちょっとだれるなあ。 妙にまったりしちゃってます。 終盤のドラミングはかっこいいけど。 ラスト6ではリズムを取り戻してて、長いなー早く終わんないかなーとは思わなかったっす。 退屈することなく10分半を過ごすことができましたよ。 印象に残ってたマイクの歌声はソウルフルで甲高くて、声質はちょっとデイヴ・ローソン(グリーンスレイドなんかで歌ってた人。この人の声は好き)っぽいなあと思いました。 暑苦しいっちゃあ暑苦しいけど、マンゴ・ジェリーみたく真夏日には遠慮したいほどではありません。 むしろ演奏が硬質でクールなんで、爽やかさすら感じますよ。 それに暑苦しさはゲイリーの風貌が担ってくれてるしね! (ゲイリーさん4のバッキングボーカルが非常にむさくるしいですよ) いい意味でも悪い意味でも鍵盤大活躍。 曲作りの面では1しか名前出てないけど、アレンジ段階で口出ししまくってたんでしょうか。 パープル特集はまだ続きます。 ホワイトスネイクも出してないし、トミー・ボーリンのソロやキャプテン・ビヨンドもまだ出てきてない。 気まぐれな筆者なんで次回には別の特集やってるかも。 あ、でもグロさんソロのライブ盤とウォーホースの2作目は出しておきたいな。 白蛇は相当にメジャー級なんでレビューする気があまり…。 じゃあ虹はどうすんだと言われそうですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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