カテゴリ:70年英国
ふくろうの足が人間の手になっている気色悪いジャケのブレインチャイルド。 裏ジャケでも手首が鳩になっている手が脳味噌を持っていてこれまた気持ち悪い。 まあそんなジャケットに惹かれて買ってしまった私もかなりキモイ奴なんだろうけど。 8人編成という大所帯で、そのうち4人がラッパ担当。 さてはブラス・ロックですね! と思ったあなた、正解です。 というか半数が管やってたらブラス・ロックと思わないわけがないですね。 …だけど、ラッパがたくさん鳴っている=ブラス・ロックという考えは果たして良いのか悪いのか。 期待を裏切らず1曲目から盛大にパンパカパーン。 いやーラッパって気持ちいいなあ。スカッとしますよ。 もちろん終始能天気に鳴りまくりなわけではなく、曲調に合わせて静と動を使い分けています。 ドラムはタカタカタカ…と細かく刻む手数系で、鍵盤も随所で効いてます。 ラッパが主張しまくりなため弦の影が薄めだけど、3では怪しいにおいを放つギターが登場しています。 この曲ではラッパとギターがユニゾンしている箇所があって、それがなんともかっこいいのだ。 メロディはほのかに物悲しげなものが多く、爽快なラッパとうまいこと溶け合っていますね。 器楽の片手間に歌ってます風のシンガーはなんとなく、ベガーズ・オペラとジェントル・ジャイアント(のデレク兄貴)を混ぜた感じ。 人数多すぎて統制が取れなかったのかどうなのか、本作1枚のみで終わってしまいました。 こんなにかっこいいのにもったいない。 そしてそんなブレインチャイルドを5年近くスルーしていた私は大馬鹿者だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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